0001首都圏の虎 ★
2022/10/22(土) 18:41:48.55ID:m3CwlE9E9本場フランス産の芳醇なワイン。そんな輸入ワインを取り揃える東大阪市のお酒の専門店「ココス東大阪」。2000種類以上のワインが所狭しと並ぶ中ー。
平村香月記者「秋恒例の、このワインにも円安の影響が出ています」
11月17日に解禁するボジョレ・ヌーボー。円安や輸送費の高騰で、販売価格は昨年の1.4倍から2.2倍程度に値上がりする見通しです。
そんなボジョレ・ヌーボーを手ごろな価格で提供しようと、こちらのお店では、通常より少ない500ミリリットルのペットボトルで仕入れるということです。瓶と比べて半額以下で提供できるとしています。
「ココス東大阪」の橋本学社長「高くなってしまって、1.5倍とか2倍になってくると、お客さんもやめとこうという方が結構いるので、小さくしてでも飲みたい人にはいいかなと思って、今回入れさせてもらいました」
そもそも円の価値が下がる「円安」とはー。例えば1ドルが100円の時には100ドルの商品は1万円で購入できます。これが150円となると同じ100ドルの商品を買うとき、1万5000円が必要になります。急激な円安で輸入品を取り扱う店では、仕入れ価格の高騰に苦しんでいます。
20日、東京外国為替市場で32年ぶりの1ドル=150円を突破した円相場。鈴木財務大臣はー。
鈴木財務相「投機による過度な変動は容認できません。過度な変動に対しては適切な対応をとりたい。この考えには、いささかも変わりはない」
再び政府の介入も辞さない構えを示しました。
この円安の影響は中小企業にも。東大阪市にある工場「共栄ダイカスト」では、ランドセルや文房具などの部品の製造に欠かせない亜鉛など材料費の高騰に頭を悩ませています。
共栄ダイカストの金崎竜三社長「一本だいたい10キロで1キロあたり550円なんで5500円です。もともとが2500円前後なので、今年に入ってから一気に値段が上がっているような状態です」
さらに追い打ちをかけるのは、灯油や天然ガスなど機械を動かす燃料代の値上がりです。
金崎社長「正直、円安に振れている状態を解消してくれないと、しんどいのはしんどいので。これから先どうなるか不安しかないですね」
約90種類のチーズケーキが揃う大阪市内の専門店「ハマダリア」。商品に使うチーズの値段も、コロナ前に比べて4割ほど値上がりしていて、仕入れに影響が出たと話します。
「ハマダリア」の濱田将男さん「円安もろ!もろもええとこ。先月、一か月間も(マスカルポーネの)入荷がわずか100グラム。100グラムでどうやって作るねん!来月の入荷が恐ろしいわけ、ナンボで来るかな思って。この流れは止まらんやろな」
日米の金利差で、円安に歯止めがかからない中、日銀の黒田総裁はー。
黒田東彦総裁「我が国の経済をしっかりとサポートし賃金の上昇を伴うかたちで物価安定の目標を持続的、安定的に実現できるよう、金融緩和を実施していく考えです」
私たちの生活にも深刻な影響を与える円安。解決策を見出すことはできるのでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/33f0036e0df37e8bc395aa84f121aee265d06f30