毎日新聞
収穫時期が近付くメロン=奈良県三郷町の「農業公園信貴山のどか村」で2020年7月1日午前11時22分、熊谷仁志撮影
「農業公園信貴山のどか村」(奈良県三郷町信貴南畑1、奥田哲生社長)が、近畿大農学部(奈良市)のICT農法でメロン栽培を始めた。初の収穫期を迎える今月20日ごろから「メロン狩り」を始め、ジェラートなどの商品開発も進める。
のどか村、三郷町、近畿大、資金提供をする大和信用金庫(桜井市)4者による「産官学金連携事業」。2019年に総務省の「地域経済循環創造事業交付金」の対象に選ばれ、国の補助を受けて取り組みを進めている。
近畿大のICT農法は、情報通信技術(ICT)を活用して温度や養分などを管理し、農作業の自動化と省力化を進める農法で、農業初心者でも栽培管理が容易となる。
のどか村内にハウス(縦40メートル、横8メートル)2棟を建設。2棟で計約1000個のメロンを栽培中だ。初収穫後にもう一度栽培する二期作を予定しており、11月ごろにも収穫する。
1日には、森宏範・三郷町長や森川善隆・大和信金理事長らを招いて見学会を開催。森町長は「地域活性化につながれば」と語り、近畿大農学部の野々村照雄教授は「メロンが、イチゴや柿などに並ぶ奈良を代表する果物となるきっかけになれば」と期待を寄せた。
のどか村によると、メロン狩りは1個1000円程度を想定している。農業公園信貴山のどか村
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