皇太子さまは、来月15日から1週間の日程で、デンマークを公式訪問されることになりました。
日本とデンマークは、ことしで外交関係樹立から150周年を迎え、皇太子さまが両国で行われる記念事業の日本側の名誉総裁を務められています。
宮内庁によりますと、皇太子さまは来月15日、政府専用機で羽田空港を出発し、デンマークの首都コペンハーゲンに到着されます。
そして、皇室とデンマーク王室の交流の歴史などを紹介する展覧会の開会式で、両国の友好関係の発展を願うお言葉を述べるほか、琴や尺八による邦楽コンサートなど、さまざまな記念行事に出席されます。
また、マルグレーテ女王やフレデリック皇太子夫妻との食事会に臨み、王室との親交を深められる予定です。
さらに、中部の都市オーデンセにも足を運び、デンマーク出身の童話作家アンデルセンの博物館や、日本人が設立し、現在は知的障害者や難民の教育機関となっている公立学校を視察するなどして、来月21日に帰国されます。
皇太子さまのデンマーク訪問は、フレデリック皇太子の結婚式に出席された平成16年以来、2度目になります。
療養中の雅子さまは、1週間にわたる日程や行事や移動に伴う負担、それに、国内での前後の日程などを総合的に勘案して、訪問を見送られたということです。
配信 5月30日 9時32分
NHK NEWS WEB
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