ソフトバンクが来季のヘッドコーチとして球団OBで前日本代表監督の小久保裕紀氏(49)を招へいすることが26日までに分かった。「その方向で考えている」と球団幹部が明かした。9年ぶりの球団復帰。来季は2年契約の2年目(就任7年目)となる工藤監督との強力タッグで、5年連続の日本一を目指す。
4年連続の日本一に輝いたタカが、早くも長期的な視点でチーム強化に動いた。小久保氏は王監督の下で主に4番を務め、99年の福岡移転後初優勝と日本一、00年のリーグ連覇に貢献。圧倒的な練習量とキャプテンシーでチームを引っ張った。チームの将来に右の大砲育成は欠かせず、プロ通算413本塁打の小久保氏はうってつけの存在。工藤監督とはダイエー、巨人の2球団でともにプレーした間柄でもある。
度重なる故障を乗り越えて通算2000安打を達成し、2012年限りで引退。背番号9を受け継いだ柳田を始め、同時期にプレーしていた選手も多く、人望は厚い。17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では監督として日本代表を4強に導いた指導力も持ち合わせる。
王監督の下で1軍チーフコーチなどを歴任し、バトンを受け継いだ秋山幸二前監督のように、次期監督候補として工藤監督の下で「帝王学」を学ばせる狙いもある。小久保氏の入閣で森ヘッドコーチが3軍監督、藤本3軍監督が2軍監督へ配置転換される。今季は城島健司氏(44)も球団会長付特別アドバイザーに就任。フロント、現場に“王イズム”の継承者を配置し、巨人のV9を超える「V10」へのチームづくりを加速させる。
◆小久保 裕紀(こくぼ・ひろき)1971年10月8日、和歌山市生まれ。49歳。星林高から青学大に進学し、92年バルセロナ五輪で銅メダル。93年ドラフト2位(逆指名)でダイエー(現ソフトバンク)に入団。95年に本塁打王、97年に打点王。2003年オフに巨人へトレード移籍し、06年オフにFA移籍で古巣に復帰した。11年の日本シリーズは、40歳1か月で史上最年長MVP。12年限りで現役を引退し、13〜17年に日本代表監督を務めた。通算2057試合で2041安打、413本塁打、1304打点。右投右打。
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11/27(金) 6:00配信
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