返り咲いたばかりの斎藤元彦兵庫県知事(47)に降ってわいた公職選挙法違反疑惑。発端は斎藤氏が知事選でブレーンとして頼ったとされるPR会社女性社長による“自爆投稿”だった。女性社長が通っていた慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)時代の同級生は「あの頃から変わっていない。学生時代からSNSでのキラキラ自慢は凄まじかった」と振り返る。
どこの捜査機関が動くのか
「捜査は水面下ですでに始まっています」と話すのはある検察関係者だ。
「そもそも国政・地方選挙がある度に地元警察の捜査2課には対策本部が設置され、公職選挙法違反がなかったかを必ず調べます。女性社長がSNSに投稿した内容は、自ら選挙違反にあたる買収行為に関与していたと自白するような内容でした。今回のように国民の関心が高い事案となれば必ずどこかしらの市民団体が告発するでしょうし、公正な選挙を監視する立場の捜査機関が捜査しないわけにはいきません」
ただし、どこの捜査機関が動くかはまだわからないという。
「一般的に公選法違反は警察が担当するケースが多いですが、今回はターゲットが知事という大物政治家になる。神戸地検の特別刑事部が独自に動いたり場合によっては大阪地検特捜部が出張る可能性があります。すでに関係機関で調整が始まっていて、情報収集に入っているはずです」(同)
斎藤知事が言う「選挙ポスターの作成を70万円で依頼した」という苦しい言い訳は果たして通るのか。
「グレーなだけでは罪に問うことはできません。証拠が残っているかがポイントとなる。メールや金の動きなどが徹底的に調べられるでしょう。当然、斎藤知事や女性社長も事情聴取を受けることになると思います」(同)
SFC時代から「SNS」で目立っていた
渦中にいる兵庫県・西宮市のPR会社『merchu』の折田楓社長(32)は雲隠れしたままだ。
今回、折田氏が自爆とも取れる謎の行動を取った理由は、「斎藤氏を当選させた手柄を自慢したいという承認欲求からではないか」という見方が大勢である。
実際、折田氏がInstagramなどで170万円以上もするバーキンをエルメス大丸心斎橋店で購入した時の思い出やハワイ旅行を楽しむ様子などをこれ見よがしに投稿していた。
「学生時代からそうでしたよ」
こう語るのは、彼女の出身大学である慶應義塾大学SFCの同級生である。1学年に1000人ほどいたため折田氏と直接の知り合いではなかったが、SNSを介して知っていたという。
「入学したのは2010年で、ちょうど意識高い学生たちがFacebookを駆使し始めた頃でした。中でも彼女の投稿内容は一際目立っていたのでよく覚えています」(以下、同)
学生時代から優雅に海外旅行三昧
折田氏は25日になってFacebook投稿を全て削除したが、今も本人から承認された友人やその友人ならば学生時代まで遡って閲覧可能だ。同級生に当時彼女が投稿していた内容を見せてもらったが、確かに学生とは思えないキラキラした日常だった。
高級そうなレストランで女子会を楽しんだり、シンガポールやマレーシアへ海外旅行に出かけたり…。
「私は貧乏学生だったので、金持ち学生はいいなぁと思いながら見ていました。SFCには彼女みたいなボンボン学生が多いんです」
実際、高校時代と大学時代に2度、フランスに留学経験もある“生粋のお嬢様”である。SNSにアップした動画では「お嬢って呼ばれることが多い」と自ら語っていた。
同級生によれば、折田氏は一時期、芸能人の学友と一緒に写った写真をよく投稿していたという。
「SFCには菊池風磨、『乃木坂46』の山崎玲奈、ハロープロジェクトの鈴木愛理など多くの芸能人の卒業生がいますが、私たちの時も高校時代から芸能活動していたA子という女性タレントが在籍していました。折田さんは同級生のA子と親しかったようで、一緒に遊んでいる様子をよく投稿していました」
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デイリー新潮
11/27(水) 13:26配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/450ab3dfa14f2069cf28772e4d492d96a791334e