10月の衆議院選挙で兵庫4区から立候補し、比例代表で当選した日本維新の会の候補者の運動員が知り合いに対しビラ配りの選挙運動の報酬として違法に現金を渡す約束をしたとして公職選挙法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは10月31日に投票が行われた衆議院選挙で、兵庫4区から立候補し、比例代表で当選した日本維新の会の赤木正幸氏の運動員で兵庫県小野市の会社役員、森宏成容疑者(70)です。
警察の調べによりますと公示前の10月初めごろ、知り合いに対し街頭でのビラ配りなどの選挙運動の報酬として1万3000円の日当を渡す約束をしたとして公職選挙法違反の買収の疑いが持たれています。
この知り合いは、依頼を受けて実際に選挙運動を行ったということです。
警察は容疑を認めているかについて明らかにしていません。
警察はすでに関係先を捜索し、約束した報酬が支払われたかなど詳しいいきさつについて調べています。
運動員が逮捕されたことについて、赤木正幸氏は、NHKの取材に対して「逮捕されたというニュースを見て初めて知った。森容疑者とはこれまでに3回から4回会ったことがあるが、運動員ではなく支援者だという認識だ。警察からはこれまでに連絡はなく事務所として情報収集をしている」と話しています。
NHKニュース
11月05日 10時31分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211105/2000053491.html