東京オリンピック(五輪)の都内の競技会場が無観客に決まったのを受け、東京都は9日、小中高生などが学校単位で参加する「学校連携観戦」の中止を決めた。
都によると、中止を決めたのは、五輪が延期される前に行った調査で観戦を希望していた公立校81万人と私立校9万人の計90万人分。8日にあった政府や大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)の5者協議では、パラリンピックの観客上限は五輪後に決めるとした。パラリンピックの学校連携については、5者協議での結論後に決めるという。
都内では新型コロナウイルスの感染状況が悪化し、都内の自治体からは生徒の派遣を中止する発表が相次いでいた。共産党東京都議団の調査によると、7日現在で都内の全62区市町村のうち、少なくとも35自治体が中止を決めていたという。
朝日新聞
2021/7/9 14:46
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