東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を巡り、群馬県の山本一太知事は10日、記者団の取材に、「発言は日本のイメージを極めて悪化させた。思い切って会長を辞任されたほうがいい」と語った。
森氏の発言は海外でも批判が収まらず、山本知事は「問題が万一長引いたら、ボイコットにつながる危険性がある」と指摘。「メンツを立てるとか、実績がどうこうという次元の話ではない。日本の国益を大きく損ねていることは間違いない」と強く非難した。
一方、国内の影響については、「オリンピックは東京だけのものではない。経済効果や活力を取り入れようと各都道府県知事も知恵を絞っている。成功するかどうか知事として大事なことなので、早く決着させたほうが良い」と述べた。【妹尾直道】
毎日新聞
2021年2月10日 18時26分
https://mainichi.jp/articles/20210210/k00/00m/010/169000c