森友・加計学園問題や「桜を見る会」の問題で焦点となった「官僚の忖度(そんたく)」「政治への信頼」といった課題をめぐり、岸田文雄政調会長と石破茂・元幹事長は6日のNHK討論番組で、「説明責任が必要」との認識で足並みをそろえた。
岸田氏は「政治の意思決定の方針についてもいま一度、考えなければいけない」として、「トップダウンとボトムアップ、賢く使い分ける政治を目指さないと、国民の信頼にはつながらない」と述べた。
一方、石破氏は「森友にしても加計にしても桜にしても、『そうだね、わかったね』という国民の方は少ない。文書が改ざんされたり破棄されたりして、検証しようがない。それはもう根本的な問題だ」と指摘。「官僚たちは誰を見て仕事をするのだ。見るのは国民。官邸ではない。官僚たちの持っている能力を最大限に引き出す仕組みを確立する」と訴えた。
朝日新聞
9月6日09:15
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