布マスクの配布の妥当性を記者会見で問われた安倍総理大臣が、『新聞社でも販売していた』と言及した布マスクを生産するメーカーの地元、大阪・泉大津市の市長が総理大臣官邸を訪れ、製品を安倍総理大臣に使ってもらいたいと木原総理大臣補佐官に手渡しました。
安倍総理大臣は先の記者会見で、布マスクの全世帯への配布の妥当性などを問われた際、質問した記者が所属する新聞社でも布マスクを3300円で販売していると述べました。
これを受けて、この布マスクを生産する繊維メーカーの地元、大阪・泉大津市の南出市長が総理大臣官邸を訪れて木原総理大臣補佐官と面会し、布マスクは市と地元の複数の繊維メーカーが共同の取り組みとして、生産しているものだと説明しました。そのうえで、製品を安倍総理大臣に使ってもらいたいと手渡しました。
南出市長によりますと安倍総理大臣からのメッセージとして「決して3300円が高いと言っているのではない。ものづくりの技術が結集した、価値があるものだと認識しているので、ともに頑張っていきたい」と伝えられたということです。
南出市長は記者団に対し「われわれはマスク不足を解消しようと取り組んでおり、それが正しく伝わってくれればうれしい」と述べました。
NHKニュース
2020年4月22日 23時26分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200422/k10012401281000.html