東京都から花見の自粛が要請されるなか、有名人らと“花見”を楽しんでいたことが発覚した安倍晋三首相の妻・昭恵さん(57才)。その詳細が明らかになってきた──。
「まぁ、タイミングは悪かったですよね。でも、昭恵さんとしては、頑張っている若手を応援するために開いた会。われわれ参加者に“いい出会いの場にしてほしい”という思いがあった。実際、とてもいい刺激を受けました」
困惑した表情を浮かべながらもハッキリとした口調で話す男性。仮にA氏としよう。A氏は都内の有名レストランを任されるカリスマシェフだ。
実は彼、安倍晋三首相の妻、昭恵さんが参加し、世間から大バッシングを浴びた“花見メンバー”の1人なのである。
楽しそうな写真が世間を賑わせたのは3月26日。そこには満開の桜の下で微笑む昭恵さんのほか、藤井リナ(35才)、NEWSの手越祐也(32才)ら、総勢13人の男女が写っていた。
「最悪のタイミングでした。東京都から公園や河川敷での花見の自粛要請が出ていたことに加え、森友学園問題を苦にして自殺した元財務省職員の手記が『週刊文春』に掲載された直後でしたからね。この問題の発端は昭恵さんだといわれていますから、遺族の感情を逆なでする行為だと非難されました」(政治部記者)
バッシングが最高潮に達したのが翌27日。衆議院予算委員会で、野党議員から花見自粛を無視した行動を妻に代わって問われた安倍首相が、花見会場が「公園」ではなく「レストランの敷地内」だったと反論。不要不急の外出自粛が叫ばれるなかで、「レストランだからいいのか?」と逆に炎上した。
新型コロナ対策に追われる安倍首相に、またも余計な問題を提供した昭恵さんに国民も呆れている。A氏は「確かに軽率でした」として、こう弁明する。
「開催時期は小池百合子都知事が会見で“不要不急の外出自粛”を要請するより前です。会場がレストランなのは間違いありません。ただ特殊な店でして。都内ですが、店の規約で場所も店名も口外禁止なんです。招待された人しか住所を知らない会員制レストラン。普通の人は入れません。料理のジャンルはイノベーティブ・フュージョンです」(A氏・以下同)
イノベーティブとは英語で「革新的」で、フュージョンは「融合」を意味する。日本食もフレンチもイタリアンもミックスされた料理が、テーブルを彩ったという。
会が開かれたのは3月23日の夜で、都知事の会見(25日)の2日前。だが、既に都内では感染者が急増していた。10人以上の会合を禁じる企業も多いなか、首相夫人としてはあまりに軽率な行動だ。
この会は通称「安倍昭恵会」といわれ、1月上旬にも開催されていた。関係者からそのときの写真を入手したが、藤井や手越をはじめ何人かは花見と同じメンバーだった。
「参加者は芸能人もいましたが、ぼくのようなシェフもいればIT系のかたもいた。みんな“頑張っている人たち”。会の音頭をとっていたのは昭恵さんです。昭恵さんはぼくら頑張る若手を引き合わせ、いい化学反応を生んでほしいという考えの人。
異業種交流会という名目なので、花見という前提はなかったんです。その店の中庭にちょうど桜の木があって、たまたま満開だったので記念撮影しましょうと。その日に桜が咲いているなんて誰も思っていなかったと思います」
自殺した財務省職員の“遺書”が公開されたことで、森友問題の再調査も世間の関心事となった時期だった。しかし、会合では森友問題の話題は一切出なかったという。
「昭恵さんも参加者からも森友の話は出なかった。遺書? ニュースに疎くて…でも新型コロナの話はしました。“こんなときだから自分たちができることを考えて動かないと”と熱く語り合いました。有意義な会を開いてくれた昭恵さんには感謝です」
昭恵さんの中では、こうした会合も社会貢献の1つなのだろうか。自分の行動が、社会の弊害になっている現実をそろそろ感じるべきではないか。
※女性セブン2020年4月16日号
https://www.news-postseven.com/archives/20200401_1552191.html
1月の会合の”昭恵会”にも手越と藤井は参加していた
「まぁ、タイミングは悪かったですよね。でも、昭恵さんとしては、頑張っている若手を応援するために開いた会。われわれ参加者に“いい出会いの場にしてほしい”という思いがあった。実際、とてもいい刺激を受けました」
困惑した表情を浮かべながらもハッキリとした口調で話す男性。仮にA氏としよう。A氏は都内の有名レストランを任されるカリスマシェフだ。
実は彼、安倍晋三首相の妻、昭恵さんが参加し、世間から大バッシングを浴びた“花見メンバー”の1人なのである。
楽しそうな写真が世間を賑わせたのは3月26日。そこには満開の桜の下で微笑む昭恵さんのほか、藤井リナ(35才)、NEWSの手越祐也(32才)ら、総勢13人の男女が写っていた。
「最悪のタイミングでした。東京都から公園や河川敷での花見の自粛要請が出ていたことに加え、森友学園問題を苦にして自殺した元財務省職員の手記が『週刊文春』に掲載された直後でしたからね。この問題の発端は昭恵さんだといわれていますから、遺族の感情を逆なでする行為だと非難されました」(政治部記者)
バッシングが最高潮に達したのが翌27日。衆議院予算委員会で、野党議員から花見自粛を無視した行動を妻に代わって問われた安倍首相が、花見会場が「公園」ではなく「レストランの敷地内」だったと反論。不要不急の外出自粛が叫ばれるなかで、「レストランだからいいのか?」と逆に炎上した。
新型コロナ対策に追われる安倍首相に、またも余計な問題を提供した昭恵さんに国民も呆れている。A氏は「確かに軽率でした」として、こう弁明する。
「開催時期は小池百合子都知事が会見で“不要不急の外出自粛”を要請するより前です。会場がレストランなのは間違いありません。ただ特殊な店でして。都内ですが、店の規約で場所も店名も口外禁止なんです。招待された人しか住所を知らない会員制レストラン。普通の人は入れません。料理のジャンルはイノベーティブ・フュージョンです」(A氏・以下同)
イノベーティブとは英語で「革新的」で、フュージョンは「融合」を意味する。日本食もフレンチもイタリアンもミックスされた料理が、テーブルを彩ったという。
会が開かれたのは3月23日の夜で、都知事の会見(25日)の2日前。だが、既に都内では感染者が急増していた。10人以上の会合を禁じる企業も多いなか、首相夫人としてはあまりに軽率な行動だ。
この会は通称「安倍昭恵会」といわれ、1月上旬にも開催されていた。関係者からそのときの写真を入手したが、藤井や手越をはじめ何人かは花見と同じメンバーだった。
「参加者は芸能人もいましたが、ぼくのようなシェフもいればIT系のかたもいた。みんな“頑張っている人たち”。会の音頭をとっていたのは昭恵さんです。昭恵さんはぼくら頑張る若手を引き合わせ、いい化学反応を生んでほしいという考えの人。
異業種交流会という名目なので、花見という前提はなかったんです。その店の中庭にちょうど桜の木があって、たまたま満開だったので記念撮影しましょうと。その日に桜が咲いているなんて誰も思っていなかったと思います」
自殺した財務省職員の“遺書”が公開されたことで、森友問題の再調査も世間の関心事となった時期だった。しかし、会合では森友問題の話題は一切出なかったという。
「昭恵さんも参加者からも森友の話は出なかった。遺書? ニュースに疎くて…でも新型コロナの話はしました。“こんなときだから自分たちができることを考えて動かないと”と熱く語り合いました。有意義な会を開いてくれた昭恵さんには感謝です」
昭恵さんの中では、こうした会合も社会貢献の1つなのだろうか。自分の行動が、社会の弊害になっている現実をそろそろ感じるべきではないか。
※女性セブン2020年4月16日号
https://www.news-postseven.com/archives/20200401_1552191.html
1月の会合の”昭恵会”にも手越と藤井は参加していた