政府は31日の閣議で、首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿について、旧民主党政権だった2011年度から決裁を行っていなかったとの答弁書を決定した。理由は「事務の簡素化の観点からと考えられる」としている。11年度は東日本大震災のため、桜を見る会が中止になっている。
答弁書によると、首相による決裁が確認できたのは小泉純一郎政権の06年度が最後。その後は10年度まで決裁していたが、決裁者は確認できないという。立憲民主党の桜井周衆院議員の質問主意書に答えた。
招待者名簿が行政文書ファイル管理簿に未記載だった問題でも、内閣府は11年度から招待者名簿を管理簿に掲載せずに廃棄し、第2次安倍政権発足後の13年度以降も同様の扱いが続いていたと説明している。
毎日新聞
2020年1月31日 19時42分
https://mainichi.jp/articles/20200131/k00/00m/010/269000c