河野太郎防衛相が自身の政治資金パーティーで「私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が三つ」と発言した問題で、河野氏は29日午前の参院外交防衛委員会で「不快な思いをされた皆様方におわび申し上げたい」と謝罪した。
河野氏は「自衛隊の諸君の努力と、そのための処遇改善の必要性について申し上げた、そういう発言の趣旨だった」と弁明した。ただ、台風19号などで多数の死者が出ており、不謹慎だとの批判がでている。
菅義偉官房長官は29日午前の閣議後会見で河野氏の発言について問われ、「相次ぐ台風による甚大な被害を受けて自衛隊が現在3万1千人態勢で住民救助や被災者支援に一生懸命に取り組んでいる。その状況を伝えたかったのではないか」と述べた。
一方、自民党の二階俊博幹事長は同日午前の会見で「みなさんのご批判の対象になるようなことはできるだけ避けるように努力することが大事だ」と話した。
朝日新聞
2019年10月29日11時36分
https://www.asahi.com/articles/ASMBY3J8QMBYUTFK003.html