台風15号への政府の対応について菅官房長官は、災害発生前から政府一体となって警戒体制をとり適切に対策を講じてきたなどとして、問題はなかったという認識を示しました。
この中で菅官房長官は、今回の台風への政府の対応について「災害発生前から、政府一体となって警戒体制を確保し、対策を講じてきている。被害が報告され始めてからも対応を強化しており、今回の災害の対策は迅速、適切に行われた」と述べ、問題はなかったという認識を示しました。
そのうえで「自衛隊はもとより、関係省庁から専門的な知識を有する職員を派遣するなど、関係省庁が連携して被災地の課題などを把握し、解決に向けて自治体と緊密に連携し災害応急対策を強力に進めてきている。引き続き、政府一体となって一日も早い復旧に全力を尽くしたい」と述べました。
立民 福山幹事長「内閣改造は遺憾。検証しなければならない」
立憲民主党の福山幹事長は国会内で記者団に対し、「台風被害が出ている中で内閣改造が行われ、副大臣や政務官も含めて継続的に人事が行われたのは遺憾だ。政治日程とは言いながら、何らかの配慮ができなかったものか。また、総理大臣官邸から全くメッセージが発信されておらず、政治的責任がどこにあるのかも含めて検証しなければならない」と述べました。
自民 世耕参院幹事長 「内閣改造で台風対応影響ない」
自民党の世耕参議院幹事長は記者会見で「関西ではきめこまやかな復旧予測を出せる態勢になっていると聞いているが、残念ながら東京電力はそういう状況に至っていないのではないか。どういうことが原因なのかも含めて今後の究明を待ちたい」と述べました。
そのうえで「私自身、経済産業大臣という電力業界を所管する大臣を菅原大臣に引き継いだが、引き継ぎの間に空白が生じたことはなく、内閣改造が台風への対応に影響を与えたということは全くない」と述べました。
NHKニュース
2019年9月17日 12時49分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190917/amp/k10012085591000.html