【ウラジオストク時事】タス通信によると、ロシアのモルグロフ外務次官は3日、極東ウラジオストクで5日に開かれるプーチン大統領と安倍晋三首相の首脳会談では、日ロの平和条約締結交渉に関して大きな進展は期待できないとの見方を示した。
モルグロフ氏は記者団に対し、「(交渉)プロセスは長く、大きな進展は期待していない」と指摘。「両国の立場は本質的に異なっており、日本側と対話を続ける」と述べた。
モルグロフ氏はまた、日ロの安全保障協議が来週東京で開かれると明らかにした。これまでも同様の協議が次官級で開かれており、ロシアによる千島列島へのミサイル配備計画や、ロシアが懸念を示す日本の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入について議論するとみられる。
時事通信
2019年09月03日19時36分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019090301047&g=int