安倍晋三首相は29日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議の閉幕後、議長として記者会見に臨んだが、予定の30分間を過ぎないうちに司会役が会見を打ち切り、報道陣からは不満も出た。
首相の会見はG20閉幕後の29日午後2時50分から30分間を予定し、各国メディアに公式日程として通知されていた。司会は長谷川栄一首相補佐官兼内閣広報官が務めた。安倍首相が冒頭、データ流通に関する国際的なルール作りや海洋プラスチックごみ対策の成果をアピール。質疑に入り、日本メディアと外国メディアから交互に2人ずつ指名されたが、計約25分間で終了した。さらに1〜2人分の質疑は可能だった。
首相は、世界貿易機関(WTO)改革、日本の海洋プラごみ対策、イラン情勢、次期議長のサウジアラビアへのアドバイスなどに関して4人の質問に答えたが、手元の答弁案を参照しているような場面もあるなど、会見は終始「安全運転」。4人目への答弁後、長谷川氏が「予定時間を超過した」として会見を終了し、首相は退席した。【秋山信一】
毎日新聞
2019年6月29日 16時25分
https://mainichi.jp/articles/20190629/k00/00m/030/118000c
首相の会見はG20閉幕後の29日午後2時50分から30分間を予定し、各国メディアに公式日程として通知されていた。司会は長谷川栄一首相補佐官兼内閣広報官が務めた。安倍首相が冒頭、データ流通に関する国際的なルール作りや海洋プラスチックごみ対策の成果をアピール。質疑に入り、日本メディアと外国メディアから交互に2人ずつ指名されたが、計約25分間で終了した。さらに1〜2人分の質疑は可能だった。
首相は、世界貿易機関(WTO)改革、日本の海洋プラごみ対策、イラン情勢、次期議長のサウジアラビアへのアドバイスなどに関して4人の質問に答えたが、手元の答弁案を参照しているような場面もあるなど、会見は終始「安全運転」。4人目への答弁後、長谷川氏が「予定時間を超過した」として会見を終了し、首相は退席した。【秋山信一】
毎日新聞
2019年6月29日 16時25分
https://mainichi.jp/articles/20190629/k00/00m/030/118000c