4月7日に投開票される大阪府知事・市長のダブル選で、自民党、公明党府本部の推薦で市長選に無所属で立候補する元大阪市議の柳本顕(あきら)氏(45)が19日、大阪市内で会見し、マニフェスト(選挙公約)を発表した。大阪維新の会が掲げる大阪都構想については「議論を完全に終わらせる」と明記。「『かたち(都構想)』より『なかみ』(政策)」が重要として、教育の質向上や女性の社会参画、男性の子育て促進など、生活分野に重点を置いた内容となっている。
公約では、人工知能(AI)やキャッシュレス化が浸透した未来社会にふさわしい自治のあり方を大阪から創ると宣言。「自治懇話会」という会合を設置し、住民自治の形を議会各会派と議論するとした。また世界都市・大阪を実現するため、近隣市町村や他の政令市との「都市間連携」を強化し、有効な政策を共有していくとした。
会見で柳本氏は、維新が主張するような都市間競争に勝つという発想ではなく、都市間連携で全体が盛り上がる状況が必要と指摘。「東京のものまねではなく、大阪独自のブランド力を作り世界に発信していく」と訴えた。
産経新聞
3/20(水) 0:32配信
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