政府は21日、2月の月例経済報告を発表した。国内景気は「緩やかに回復している」との判断を維持したが、個別項目では海外需要の減少を主因に「生産」と「企業収益」を下方修正。世界経済も、回復基調としつつ「アジアおよび欧州の中では弱さがみられる」と両地域の減速を明示し、2カ月連続で引き下げた。
国内で戦後最長の景気拡大が続いたとの見方は崩さなかったものの、逆風の強まりを認める内容となった。茂木敏充経済再生担当相が関係閣僚会議に提出した。
生産の引き下げは3年4カ月ぶり。企業収益も2年8カ月ぶりに弱めた。国内景気の「緩やかに回復」という表現は14カ月連続。
共同通信
2019/2/21 18:32
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