日本株で運用する代表的な上場投資信託(ETF)のひとつとされる「ウィズダムツリー・ジャパン」を提供する米運用大手、ウィズダムツリーが日本の営業拠点を閉鎖する。国内ではETFを短期売買の手段と捉える投資家も多い。長期保有を促したい同社の戦略と相いれないことが、閉鎖の背景のようだ。
同社はインデックス投資の研究者として著名なジェレミー・シーゲル博士の理論を反映したETFなどで世界的に知られる。2015年に都内に拠点を構えたが、18年9月末までに手じまう。日本拠点のイェスパー・コール最高経営責任者は「堅調な欧州のETFビジネス拡大に経営資源を割くことにした」と話す。
日経平均株価の2倍の動きをする「日経レバ」など、国内では長期投資には不向きとされるETFに人気が集まる。それ以外では、相場下落時の日銀による買いが注目されるくらい。長期投資手段としてのETFの存在感はまだまだ低い。
マネックス証券はウィズダムツリーのETFの売買手数料をキャッシュバックするキャンペーンを実施中だ。「現段階でサービスは継続予定だが、顧客への今後の影響などについては確認中」(マネックス)という。
日本経済新聞
2018年8月13日 15:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34094920T10C18A8920M00/
同社はインデックス投資の研究者として著名なジェレミー・シーゲル博士の理論を反映したETFなどで世界的に知られる。2015年に都内に拠点を構えたが、18年9月末までに手じまう。日本拠点のイェスパー・コール最高経営責任者は「堅調な欧州のETFビジネス拡大に経営資源を割くことにした」と話す。
日経平均株価の2倍の動きをする「日経レバ」など、国内では長期投資には不向きとされるETFに人気が集まる。それ以外では、相場下落時の日銀による買いが注目されるくらい。長期投資手段としてのETFの存在感はまだまだ低い。
マネックス証券はウィズダムツリーのETFの売買手数料をキャッシュバックするキャンペーンを実施中だ。「現段階でサービスは継続予定だが、顧客への今後の影響などについては確認中」(マネックス)という。
日本経済新聞
2018年8月13日 15:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34094920T10C18A8920M00/