>>1 この問題について、まったく許せないのは、NHK、朝日新聞、週刊文春、
地元の神戸新聞といったメジャーなマスメディアが信じがたく酷い人権侵害を、
杉田氏や家族に行い、「身の安全」すら“危惧”されるようにしたことである。
『NHK』は8月3日ニュースウォッチ9で「LGBTが生きる価値はないという杉田発言」
というような放送を、相模原の施設での大量殺人事件とからめてした。
これを受けて、杉田氏の家族に危害を加える脅迫がされる事態になっている様だが、
「LGBTが生きる価値はない」というような趣旨にどう読んだらなるのだろうか?
『朝日新聞社』が運営しているAERAオンラインでは、
杉田議員のいかにも人相の悪そうな写真を選び出して掲載し、
「幸せに縁がない」人相だという観相学の専門家の記事を載せた。
容貌をもとに、このような“人格攻撃”をするとはあきれ果てた仕業だ。
さすがに、朝日新聞も慌てて、即刻、“お詫び記事”をネット上で出したが、
本来なら新聞紙上でも不祥事として取り上げるべきものだろう。
『週刊文春』は杉田氏について“育児丸投げ”と書いて広告の見出しにもしたが、
娘が小学生のときは普通に共働き世帯としての子育てをしていたが、
12歳のときに西宮市役所を辞めて政治家になったので、実家に住ませて、
実父母に預けつつ、会期中も週末に選挙区に帰る度に会っていたというのだが、
これのどこが“育児丸投げ”なのか?
これでは、同様のお母さんたちは「週刊文春」公認で
育児をなにもしなかったと罵声を浴びせられることになるが、いいのか?
生産性うんぬんは誤解を招きやすそうというだけだが、
こっちは、本物のスキャンダラスな決めつけだ。
『神戸新聞』は、杉田氏が市役所時代に市民と取っ組み合いになりかかった
と非難したが、私が聞いている事実はこうだ。
保育所民営化を議論する健康福祉委員会で、中核派の活動家を支援するために、
全国から仲間が集まり、傍聴席に座わり、ヤジを飛ばしていたので、
係長だった杉田水脈が傍聴席に「ヤジは辞めてください!」と注意した。
すると、委員会終了後、傍聴席にいた活動家に囲まれ、
「お前はなんの権限があってあんなことを言ったんだ!」
「ルールを守らないから注意したのみ」「なんだと!貴様!」と、
掴み合いになりそうなところを上司に押さえられたという事件のことらしい。
あとで、共産党系の労組から、「あれは中核派やから相手にしたらあかん」
といわれた事件で、以前から“武勇伝”として知られていたものである。
もともと杉田氏が政治を志したのは、市役所のこうした長いものに巻かれろ式の
弱腰の事なかれ主義に反発して、行政改革を標榜していた江口克彦参議院議員
(当時みんなの党)に相談したのがきっかけと聞いている。
こういうのを地元の事情をよく知る新聞が否定的に取り上げて、
リンチするだからあきれたものだ。
あたかも、一般市民が相談か何かにきたのに暴力を振った様な印象になっている。
神戸新聞は蓮舫事件の時は、二重国籍など赤信号無視程度の事と書いていたそうだ。
【徳島文理大学 教授 八幡 和郎】
http://agora-web.jp/archives/2034089.html (v5761)