http://www.buzznews.jp/?p=2114965
産経新聞が2月8日に「沖縄米兵の救出報道 おわびと削除」を掲載した件で、立憲民主党の蓮舫議員が「再発防止につながる検証ではない」などと厳しく批判しています。
蓮舫議員はTwitterで産経の「おわびと削除」について何故裏とり取材しなかったのかについて触れられていないと指摘、「これは再発防止につながる検証ではないと思えます」と苦言を呈すと共に「間違って報道された者への影響は大きい」「だからこそ、報道機関は『フェイクニュースを報道しない』ための『裏取り取材』を徹底するべき」と述べています。
蓮舫「今朝の産経新聞が「おわびと削除」を掲載し「検証」を報じていますが、自ら報じた記事内容の事実が「確認できなかった」と検証しているものの「なぜ裏とり取材をしなかった」のかには触れられていません。これは再発防止につながる検証ではないと思えます。」
産経への厳しい姿勢からメディア報道のあり方を説いた格好の蓮舫議員ですが、指摘の中身は当然の内容でありながら、残念ながら共感を集めるには至っていないようです。
というのも「裏取り」という言葉が「安倍晋三記念小学校」を巡る安倍首相の答弁で登場したばかりの単語であることが蓮舫議員の発言の説得力を減じているためです。安倍首相は2月5日の衆議院予算委員会で朝日新聞の報道を指して「裏取りをしない記事は記事とは言えない」と断じていましたが、朝日新聞は2月6日に掲載した「森友巡る国会議論、首相と野党かみ合わず」の中で、安倍首相の発言については「首相はさらに『ウラ取りをしない記事』と述べ」と取り上げたものの、裏取りが為されていたかどうかについては言及していませんでした。
その為、「裏取り」に言及した蓮舫議員に対しては「朝日新聞にも言うべきでしょう」「朝日に触れないのは勝手すぎますね」といったコメントが複数寄せられています。
また蓮舫議員に二重国籍問題が浮上した際、その説明が二転三転していたことから「あなたは二重国籍問題で裏取りをした上で対応していましたか」という指摘も出ており、こうした点においては「ブーメラン」の様相も呈しており、「全てがブーメラン」「鏡を見てから言うべき」といった辛辣な声も見られています。
更に産経の「お詫びと削除」に対しては既に琉球新報と沖縄タイムスがそれぞれ、産経の対応を評価するコメントを発表していることも、蓮舫議員の姿勢の厳しさを浮き彫りにしているといえそうです。
琉球新報は編集局長名で「きちんと事実を検証し、取材の不十分さを認めて、率直にわびた姿勢には敬意を表します」また沖縄タイムスも編集局長名で「報道機関として評価します」と発表しているためです。
民進党代表として森友・加計学園問題の追及における旗振り役を務めてきた蓮舫議員だけに、安倍首相の「裏取り」発言直後に朝日新聞に言及すること無く報道機関に「裏取り」の徹底を求めた点を評価するという声は多くありません。
産経新聞と蓮舫議員を巡っては、2017年5月31日に当時民進党代表だった蓮舫議員が、党の会合で安倍首相と同じ空気を吸うのがつらいと述べたとして6月3日に「ならば息を止めたらいかがか」と記述していた他(関連記事)、森友学園問題で辻元清美議員の名前が出た際にこれを報じた産経新聞に対し、蓮舫議員が代表を務めていた民進党側が「法的措置を含めた対応を検討する」としたところ「訴えることができるものなら訴えてみろ、と改めて挑発しておきたい」と語るなど(関連記事)、対立する場面もこれまで目立ってきました。
産経新聞が2月8日に「沖縄米兵の救出報道 おわびと削除」を掲載した件で、立憲民主党の蓮舫議員が「再発防止につながる検証ではない」などと厳しく批判しています。
蓮舫議員はTwitterで産経の「おわびと削除」について何故裏とり取材しなかったのかについて触れられていないと指摘、「これは再発防止につながる検証ではないと思えます」と苦言を呈すと共に「間違って報道された者への影響は大きい」「だからこそ、報道機関は『フェイクニュースを報道しない』ための『裏取り取材』を徹底するべき」と述べています。
蓮舫「今朝の産経新聞が「おわびと削除」を掲載し「検証」を報じていますが、自ら報じた記事内容の事実が「確認できなかった」と検証しているものの「なぜ裏とり取材をしなかった」のかには触れられていません。これは再発防止につながる検証ではないと思えます。」
産経への厳しい姿勢からメディア報道のあり方を説いた格好の蓮舫議員ですが、指摘の中身は当然の内容でありながら、残念ながら共感を集めるには至っていないようです。
というのも「裏取り」という言葉が「安倍晋三記念小学校」を巡る安倍首相の答弁で登場したばかりの単語であることが蓮舫議員の発言の説得力を減じているためです。安倍首相は2月5日の衆議院予算委員会で朝日新聞の報道を指して「裏取りをしない記事は記事とは言えない」と断じていましたが、朝日新聞は2月6日に掲載した「森友巡る国会議論、首相と野党かみ合わず」の中で、安倍首相の発言については「首相はさらに『ウラ取りをしない記事』と述べ」と取り上げたものの、裏取りが為されていたかどうかについては言及していませんでした。
その為、「裏取り」に言及した蓮舫議員に対しては「朝日新聞にも言うべきでしょう」「朝日に触れないのは勝手すぎますね」といったコメントが複数寄せられています。
また蓮舫議員に二重国籍問題が浮上した際、その説明が二転三転していたことから「あなたは二重国籍問題で裏取りをした上で対応していましたか」という指摘も出ており、こうした点においては「ブーメラン」の様相も呈しており、「全てがブーメラン」「鏡を見てから言うべき」といった辛辣な声も見られています。
更に産経の「お詫びと削除」に対しては既に琉球新報と沖縄タイムスがそれぞれ、産経の対応を評価するコメントを発表していることも、蓮舫議員の姿勢の厳しさを浮き彫りにしているといえそうです。
琉球新報は編集局長名で「きちんと事実を検証し、取材の不十分さを認めて、率直にわびた姿勢には敬意を表します」また沖縄タイムスも編集局長名で「報道機関として評価します」と発表しているためです。
民進党代表として森友・加計学園問題の追及における旗振り役を務めてきた蓮舫議員だけに、安倍首相の「裏取り」発言直後に朝日新聞に言及すること無く報道機関に「裏取り」の徹底を求めた点を評価するという声は多くありません。
産経新聞と蓮舫議員を巡っては、2017年5月31日に当時民進党代表だった蓮舫議員が、党の会合で安倍首相と同じ空気を吸うのがつらいと述べたとして6月3日に「ならば息を止めたらいかがか」と記述していた他(関連記事)、森友学園問題で辻元清美議員の名前が出た際にこれを報じた産経新聞に対し、蓮舫議員が代表を務めていた民進党側が「法的措置を含めた対応を検討する」としたところ「訴えることができるものなら訴えてみろ、と改めて挑発しておきたい」と語るなど(関連記事)、対立する場面もこれまで目立ってきました。