「国家にはひれ伏せということか」 翁長県政、主張の柱を失い大打撃 辺野古反対の戦略見直しへ
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涙こらえる稲嶺さん「まだ止められる」
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午後10時28分、大きな拍手に包まれて選挙事務所前の特設テントに姿を現した稲嶺さん。
腰を下ろそうとした瞬間に「渡具知さん当選確実」の速報が飛び込んだ。翁長雄志知事に何かを耳打ちした後、テレビ画面を指さして10秒ほど身動きせず、あぜんとした表情を浮かべた。
相手候補の当確に「うそだ!」と支援者の悲鳴が響いた。
「大変残念な結果になりました」。多数のカメラに囲まれ、宙を見つめて報道陣に敗戦の弁を述べた稲嶺さん。
目頭を押さえながら、「新基地はまだ止めることができる。諦める必要はない」と声を絞り出すと、会場に大きな拍手が起こった。
「稲嶺さん、ありがとう」 名護市長退任 市民ら胴上げ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180208-00000002-ryu-oki 市役所には2期8年の最後を見届けようと400人を超える市民が駆け付け、花道を作った。
市民は涙で目を真っ赤にし、稲嶺さんに「ありがとう。ご苦労さま」と言葉を掛けた。
花道の最後には市民による胴上げも行われ、稲嶺さんは4度、高らかに空を舞い、笑顔で市役所を後にした。
山里将雄副市長と座間味法子教育長も同日付で退任した。
稲嶺さんは、基地問題について「20年にわたり国策の下で市民は翻弄(ほんろう)されてきた。
なぜ、こんなに小さな町で国策の判断を市民が求められるのか。いつまで続くんだろうと思うと心が痛い」と時折、言葉を詰まらせながら苦悩の日々を語った。
退任式に駆け付けた市民は市役所の外にまであふれた。
涙交じりに「ありがとう」と口にしながら花道を進む稲嶺さんに次々と駆け寄り、「進さんのおかげで安心して暮らせた」「ご苦労さまでした。あなたを忘れません」などと感謝やねぎらいの言葉を掛けたり、花束を贈ったりしていた。