http://www.buzznews.jp/?p=2114547
希望の党が小池百合子都知事に離党を促す方針、と報じられたことについて、日本維新の会・馬場伸幸幹事長が玉木雄一郎代表らに対し「自分たちが出ていくのがスジ」と指摘しています。
これは小池都知事・前希望の党代表への「離党を促す調整に入る方針を決めた」と報じた記事を添付して馬場幹事長がTwitterでこう語っているというもの。
馬場「自分達が出て行くのがスジでしょう!」
希望の党では小池都知事の離党の他、チャーターメンバーらの分党も視野に入れ、将来的には党名変更の可能性もある、と伝えられていますが、小池都知事への期待感から集まった票で当選した比例の議員も希望の党には多数含まれていることから、今回の方針が支持を得られる可能性は高くなさそうです。
玉木代表は1月21日の講演で「玉木カラー」を出す、と話し小池都知事の影響力排除を掲げていましたが(関連記事)、衆院選で希望の党側から「排除」された形だった野田佳彦元首相は1月22日に自身のブログで希望の党との連携について「小池都知事及びその周辺のカラーが脱色されるのを見定めてから、同党との連携を探るべきでしょう」と語っていました(関連記事)。
「排除」で失速した希望の党が衆院選で何の教訓も得られなかったかのように今度は結党メンバーを「排除」する姿勢に共感が集まるはずもなく、足立康史議員は今回の報道に対し「玉木カラーなら、支持率はマイナスになる。まあ、他人事だけどね」と呆れたように語っています。
安倍首相は1月24日の衆議院本会議における代表質問で、玉木代表に対し「御党の前身である民主党」という表現を用い「先祖返り」を印象づけていましたが(関連記事)、今回の馬場幹事長による「自分達が出て行くのがスジ」発言に対しては同意の声が寄せられており、「これで乗っ取り成功ですね」「軒先貸して母屋取られる」「大義や信念とは無縁の連中」など玉木代表ら民進党合流組への批判的な意見が見られています。