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希望の党の玉木雄一郎代表が、記者会見で衆院選時に取り沙汰された「政策協定書」について、「変節した酷い人たちというレッテル貼りに苦しんだ」とメディアへの苦言とも思える言い回しで触れていました。
「変節した酷い人たちというレッテル貼りに苦しんだ」
これは12月22日に行われた日本記者クラブでの記者会見の際、希望の党の方針について説明する中で語られていたもの。
希望の党の「綱領に書いてあること」として「寛容な改革保守『中道ど真ん中』」、また理念としての「3つの柱」、「現実的な外交・安全保障政策」「弱肉強食ではない福祉国家の確立」「未来を先取りする改革、情報公開」を挙げて説明していた玉木代表は、「多分質問が出るので最初に答えておきたい」とメディアに対し警戒心を露わにします。
そして「安保と憲法について」「例の政策協定にサインして変節した酷い人たちというレッテル貼りに苦しんだ人達も多い」「選挙で非常にマイナス要素になったのは確か」と牽制した上で、政策協定書に関する報道が正確ではなかったと言いたいのか読売新聞の名前まで出して批判的に言及したのです。
「読売新聞の社説に抜かれたのは安保法制容認と書いてあったが最終的には全く違う形で決まった」と述べ、「安保法制を反対から容認に回った酷い人たちの集団が希望の党と未だに言われる」「レッテル貼りは難しい」と報道への苦言とも取れる見解を示した後に安保法制についての考え方を説明していました。
一時は政権交代もあり得るのではないか、とまで期待された希望の党でしたが、「排除」発言の影響もさることながら当選した途端に小池都知事を批判したり安保法制に反対する議員が現れたりと民進党時代さながらである一方で特徴的な政策を打ち出せていないことから当然のように支持を落としています。そうした状況を省みること無く「レッテル貼り」とメディアを批判する姿勢であるとすれば、玉木代表率いる希望の党の行く末にはますます希望など持てない、ということになりそうです。
(略)