2017年12月21日掲載 デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12210630/?all=1
12月13日、中国では習近平国家主席も出席して「南京事件」の国家哀悼日の式典 が行われたが、国内では「南京攻略80年記念大講演会」(主催・南京戦の真実を追究する会) が文京シビック小ホール(東京・文京区)で開催された。
公演のトップバッターは、17年7月に防衛大臣辞任 してから鳴りを潜めていた稲田朋美代議士(58)。演題は「百人斬り訴訟への思い 」であった。
地元・福井の誇る黒タイツに伊達眼鏡、ひざ上丈のミニスカート、まっ赤なジャケットで壇上にのぼった稲田センセイである。
「皆さん こんばんは。本日は『南京攻略80年記念大講演会』に、このようにたくさんの方にお集まりいただき、また私も急遽、お招きをいただいたことに深く感謝申し上げます」
あれ、急遽だったの? プログラムにはプロフィールも演題も組みこまれているのに――。だがそのワケは、この後、判明する。
「『この会に来て、弁護士時代の“百人斬り裁判”の話をしてもらいたい』とお誘いを受けましたのは、私が防衛大臣を辞任いたしました直後のことでございました。しかしながら皆さんご承知の通り、私、防衛大臣になりましてから1年で辞任をいたしたわけでございますが、その1年間は、私の12年の政治生活の中で、というよりも、私の人生の中で最も困難な、最も試練の1年でもありました」
どんな困難を試練と自覚していたのかと思えば、その説明はなし。
(以降ソースにて)