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「小池新党」との連携に期待感を示していた民進党の菅直人元首相が「排除リスト」に名前を挙げられていたと報じられ話題になっています。
10月1日に産経ニュースが「希望の党側は前原氏と代表選を争った枝野氏を推薦したメンバーら30人強の公認を拒絶している」と伝えていますが、枝野氏を含む15人については9月30日に日刊ゲンダイがその名前を掲載しており、菅直人元首相も含まれていました。
菅元首相はこれまで、「希望の党」の詳細が判明する以前から、「小池新党」との連携に関心を示してきました。8月23日には「小池さんが原発ゼロと立憲主義の原則を守ると明言すれば」という前提をつけた上で「民進党は小池新党と連携してもいいと考えている」と語っていました。
また小池都知事が「希望の党」の政策を明らかにすると9月25日に「小池さんが『原発ゼロ』を掲げたことは大いに喜んでいる」「この点での政策的連携は可能だ」と述べていた他、27日にも希望の党との合流が政権交代に繋がるとの見方を示していたのです。
菅「全国に組織を持つ野党第一党の民進党と人気絶大の小池新党が実質的に合流すれば、一挙に自民党に代わる政権交代も夢ではありません。」
中でも9月26日には「小池氏に日本のメルケルを期待」というタイトルでこんなふうに述べていたのが際立っています。
菅「私も全力で取り組んできた「原発ゼロ」を小池氏が新党の公約に掲げたことには大歓迎で、大いに協力したいと思います。」
ところが、排除リスト入りが判明した10月1日には一転、批判的な論調に。「小池氏の最近の言動は、2005年の郵政選挙の時の小泉総理と酷似しています」「小池氏は、小泉氏のまねをしています」「リベラル派議員に刺客を送ろうとしています」。
民進党の決定に驚いた、とはしながらも「原発ゼロが実現できる道につながるのならと考えて、私も最終的には前原提案に同意しました」と報告していただけに、菅直人元首相にとっては厳しい展開となってしまったようです。