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東京都議会の都民ファーストの会と公明党は、来月開かれる定例議会に、子どもを受動喫煙から守ることに特化した条例案を共同で提出することになりました。
都民ファーストの会と公明党は、29日記者会見し、都内での受動喫煙対策を進めるため合同の調査会を設置したうえで、来月20日から始まる定例議会に子どもを受動喫煙から守ることに特化した条例案を提出することを明らかにしました。
具体的には、子どもは自分の意思でたばこの煙の被害を避けることが難しいとして、子どもが乗っている自動車の車内では喫煙を制限するほか、子どもがいる家庭内の部屋や、学校周辺の通学路、それに公園などでの喫煙を避けるよう求める内容となっています。
今回の条例案は、罰則のない努力義務にとどまりますが、30日以降、党のホームページを通じて都民から意見を募るほか、医師会やたばこの製造・販売業者などからヒアリングを行うことにしています。
都民ファーストの会都議団の山内晃政務調査会長は「子どもをたばこの煙から守る必要性を東京から発信し、受動喫煙の防止を進めたい」と述べました。
受動喫煙対策をめぐっては、今後、先月の東京都議会議員選挙で各党が掲げた、飲食店など建物の中を原則として禁煙にする罰則つきの条例の制定に向けても議論が活発になる見通しです。
8月29日 18時08分