東京新聞 2017年8月6日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017080602000136.html
広島は六日、被爆から七十二年の「原爆の日」を迎え、広島市中区の平和記念公園で午前八時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれる。松井一実市長は式典で読み上げる平和宣言で核兵器禁止条約に触れ、日本政府に「核保有国と非保有国との橋渡しに本気で取り組んでほしい」と訴える。
平和宣言で松井市長は、米ニューヨークの国連本部で七月に採択された同条約に言及。米国の「核の傘」に依存し条約採択に参加しなかった日本政府に対し、「憲法が掲げる平和主義を体現するため」として、条約締結促進を目指すよう求める。
広島市によると、この一年で亡くなったり死亡が確認されたりして、原爆死没者名簿に新たに記帳された人の数は五千五百三十人に上り、これまでに記帳された総数が計三十万八千七百二十五人となった。市は式典で、名簿を原爆慰霊碑の石室に奉納する。
宣言では被爆当時十五歳だった広島市東区の僧侶登世岡(とよおか)浩治さん(87)の手記を取り上げ、核兵器を「絶対悪」と断じる。
式典には、安倍晋三首相のほか約八十カ国と欧州連合(EU)から代表が参列する見通し。米国は、トランプ政権の駐日大使に就任するハガティ氏に代わり、臨時代理大使が出席する。
国連のグテレス事務総長の代理で式典に出席する軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は五日、市役所で松井市長と面会した。核保有国と非保有国との溝を指摘し「国際社会は溝を埋める努力を目に見える形ですることが重要だ。国連も覚悟を決めて一生懸命やろうと思っている」と述べた。
参考)
戦後70年:ビジュアル年表 太平洋戦争 1941〜45年 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/afterwar70/chronology/pacificwar.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017080602000136.html
広島は六日、被爆から七十二年の「原爆の日」を迎え、広島市中区の平和記念公園で午前八時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれる。松井一実市長は式典で読み上げる平和宣言で核兵器禁止条約に触れ、日本政府に「核保有国と非保有国との橋渡しに本気で取り組んでほしい」と訴える。
平和宣言で松井市長は、米ニューヨークの国連本部で七月に採択された同条約に言及。米国の「核の傘」に依存し条約採択に参加しなかった日本政府に対し、「憲法が掲げる平和主義を体現するため」として、条約締結促進を目指すよう求める。
広島市によると、この一年で亡くなったり死亡が確認されたりして、原爆死没者名簿に新たに記帳された人の数は五千五百三十人に上り、これまでに記帳された総数が計三十万八千七百二十五人となった。市は式典で、名簿を原爆慰霊碑の石室に奉納する。
宣言では被爆当時十五歳だった広島市東区の僧侶登世岡(とよおか)浩治さん(87)の手記を取り上げ、核兵器を「絶対悪」と断じる。
式典には、安倍晋三首相のほか約八十カ国と欧州連合(EU)から代表が参列する見通し。米国は、トランプ政権の駐日大使に就任するハガティ氏に代わり、臨時代理大使が出席する。
国連のグテレス事務総長の代理で式典に出席する軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は五日、市役所で松井市長と面会した。核保有国と非保有国との溝を指摘し「国際社会は溝を埋める努力を目に見える形ですることが重要だ。国連も覚悟を決めて一生懸命やろうと思っている」と述べた。
参考)
戦後70年:ビジュアル年表 太平洋戦争 1941〜45年 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/afterwar70/chronology/pacificwar.html