都民ファーストの会代表の小池百合子東京都知事(64)はフジテレビ系の番組で、宮根誠司アナウンサー(54)らのインタビューに答えた。
「これだけの大勝を予想していたか」との問いに「望外の喜びに驚いております」と答え、これまで断酒していたことを指摘されると「一滴もこれまで飲んでおりません。御神酒もエア御神酒でした。一滴でも酔ってしまいそう」と答えた。
そして「街頭演説をこれまで101回やった。都議会などはこれまで汚いヤジが飛んだときしか注目されてこなかった。しかし、オリンピック・パラリンピック、築地市場の豊洲移転と問題が山積している。
東京都は一般会計で7兆円、特別会計も合わせると13兆円に及び、スウェーデン一国と同規模なのに、関心を集めなかった」と述べ、勝因を「古い議会を新しくという都民の期待を感じた。今回は新鮮な顔ぶれです。弁護士がいたり、お医者さんだったり、公認会計士もいる。議会を質的に変えていくと思う」と述べた。
今回の大勝の原因について「今回通った人は、自分の力と期待値が合わさって当選に導かれたのだろう。古い議会でない新しい議会の議員が求められている」と答えた。
豊洲市場の移転については「地下空間の存在が報じられたが、これから対応策が必要。これを補強しなければいけない。その結果を見て、農水相にも認可していただかなければいけない。手順を踏んでやっていきたい」と展望を示した。
そして「市場の方の期待に応え、6千億円もかけた割に使い勝手が悪いじゃないかということがないよう、ご要望を聞きながら、豊洲に賑わいが出るように党としてもしっかりやっていきたい」と述べた。
「都議会が都知事のイエスマンにならないか」との問いには「情報公開を、これまでのり弁だったのを(文書のほとんどが黒塗りだったのを)はがしています。都民の皆さんがしっかりチェックしていただけるよう情報公開を進めている。
議会はスピード感をもってやっていかないと、東京は都市間競争においていかれる。そこを考えてやっていかねばならない」とやや色をなして答えた。
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