静岡県知事選 現職の川勝氏 当選確実
6月25日 20時38分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170625/k10011030021000.html
任期満了に伴う静岡県知事選挙は25日に投票が行われ、無所属で現職の川勝平太氏が3回目の当選を確実にしました。
静岡県知事選挙の開票は午後8時すぎから始まりました。
NHKの情勢取材や投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでは、無所属で現職の川勝平太氏が、新人の候補を大きく引き離して極めて優勢で、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、川勝氏の3回目の当選が確実になりました。
川勝氏は68歳。早稲田大学の教授や静岡文化芸術大学の学長などを務めたあと、前々回、8年前の県知事選挙で初当選しました。
選挙戦で、川勝氏は、富士山が4年前に世界文化遺産に登録されたことなど2期8年の実績を強調し、南海トラフの巨大地震に備えて防災対策を進めることなどを訴えました。
その結果、政党の推薦や支持は受けなかったものの、民進党の支持層や支持政党を持たない無党派層に加え、自民党の支持層などからも幅広く支持を集め、3回目の当選を確実にしました。
川勝氏は「この8年間で静岡県の存在感が高まってきたと感じており、これからは、世界の中の『富士の国』にしていきたいと強く思っている。こん身の力を傾け、富士山に恥ずかしくない、堂々と秀麗たる地域作りをしていきたい」と述べました。