自民、公明、日本維新の会は21日、教育無償化と社会保険料改革を巡る2025年度予算案の修正案について政調会長間で合意した。維新は教育無償化は大筋で容認していたが、社会保険料改革についても折り合ったもようだ。維新は25日に役員会を開き、党内手続きに入る。了承されれば、3党党首が会談し、正式に合意する方向だ。
自民の小野寺五典政調会長は3党協議後、記者団に「議論は終結した。良い内容に仕上がった」と説明。維新の青柳仁士政調会長も「教育無償化と社会保険料改革の2本柱を訴え、理解をいただいた」と評価した。
少数与党の自公は、維新が掲げる教育無償化と社会保険料の引き下げを受け入れる代わりに、予算案への賛同を取り付けるため、協議を重ねていた。
維新は、医療費総額を年間約4兆円削減し、国民1人当たりの社会保険料を約6万円引き下げるよう主張。市販で買える風邪薬や湿布への保険適用除外などの改革案を訴え、合意文書に明記するよう求めていた。
2025年02月21日 18時47分共同通信
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