https://news.yahoo.co.jp/articles/26531ea0c4329fe9b697dbe4715d2d2d9fa877a1
■禁酒推奨月間からゲーム感覚で楽しめる「禁酒アプリ」まで──アメリカで広がりを見せる「ノンアル生活」。ただし「特定の場」では酒がないことによる気まずさも・・・
ロサンゼルス生まれのアンドリア・マッカーシー(28)は2024年1月に1年間の禁酒を誓った。
達成できたら来年1月にはお酒を飲んで祝うつもりだと家族や友人にも話していた。
だがいざその日が近づくと、気が変わったという。
25年1月1日、時計が午前0時を示したら、まる1年アルコールを断ったご褒美に「ショットグラスにテキーラを注いでぐいっと飲むつもりだった」と、彼女は本誌に明かした。
ところが今では飲みたいと思わないどころか、「飲酒なんてまっぴら」だと言うのだ。
「1年間の禁酒で気分もスッキリし、体調も良くなった。もう元に戻ろうとは思わない」
アメリカ人の約60%は時々飲酒をする。ニューコンシューマー/コエフィシェントキャピタルの消費者動向調査によれば、この数字は1940年代から現在までほとんど変わっていないという。
しかし、そんな長年の飲酒習慣にも変化の兆しが見えてきた。世論調査ではアメリカ人の26%が今年は飲酒量を減らすつもりだと答えている。
理由は? 「健康のため」が47%、「長生きしたいから」が32%、「減量のため」が24%、「メンタルヘルスの改善」が23%だ。
「量にかかわらず、アルコールが体に良くないことは多くの研究で分かっている」
と、ヘーゼルデン・ベティ・フォード財団(Hazelden Betty Ford Foundation)の理事長兼CEOのジョセフ・リーは本誌に語った。
WHO(世界保健機関)は22年12月、「アルコールに関しては健康にとって安全な摂取量は存在しない」と警告。
今年1月3日にはビベック・マーシー米公衆衛生局長官が酒類に発癌リスクを警告する表示を義務付けることを勧奨している。
こうしたニュースの影響か、ギャラップ社の最近の世論調査では1日に1、2杯の飲酒も健康に悪いと答えたアメリカ人は過去最高の45%に上った。
新年の1カ月は禁酒しようというイギリス発の健康キャンペーン「ドライ・ジャニュアリー(禁酒の1月)」がアメリカにも広がり、1月1日から禁酒に取り組む人が増えている。
1カ月では飽き足らず1年間、あるいはもっと長期にわたる禁酒を試みる人たちもいる。
ニューコンシューマーの調査によると、完全な禁酒に減酒も含めて、今年はアメリカ人の3分の1近くが何らかの形でドライ・ジャニュアリーに参加するという。
20代〜40代の年齢層に絞れば、この割合は49%にも上る。
「アメリカ人は2番目に多く私たちのプログラムを利用している。素晴らしいことだ」
と話すのは、13年にこのキャンペーンを始めた英慈善団体アルコール・チェンジ(Alcohol Change)のリチャード・パイパーCEOだ。
アメリカではテネシー州ナッシュビルのメハリー医科大学がアルコール・チェンジと提携してこのキャンペーンを運営している。
キャンペーンのアプリ「トライ・ドライ(禁酒に挑戦)」は世界中で13万人以上が登録。
アメリカでも20年にこの取り組みが導入されて以降、毎年何万人もの人たちがアプリに登録して、禁酒にチャレンジしている。
■あの手この手で禁酒をサポート
「キャンペーンは現在8カ国以上で運営されているが、アプリは173カ国で使われている」と、パイパーは言う。
彼によれば、アプリのゲーム的な機能がモチベーション維持に役立つという。「何かを達成すればご褒美が付く仕組みになっている」
アプリのユーザーは小さなチャレンジを重ねることになる。
野球の試合観戦やパーティーなど「普通なら酒を飲む場に酒を飲まずに参加するというチャレンジだ」と、パイパーは説明する。
「しらふでいるとどんな感じになるか試してみるわけだ」
※略
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