2024年1月から11月までの110番通報の受理件数は、約963万件にのぼり前の年の同じ時期より増えた一方、うち2割が苦情や相談など緊急対応が必要ない内容だった事がわかりました。
警察庁によりますと、2024年1月から11月までの全国の警察が受理した110番通報は、963万8998件にのぼり、前の年の同じ時期と比べて33万件以上増えました。
警察官の緊急対応を必要とする通報は、交通事故や違反など交通関係が最も多く約302万件でした。
一方、受理した110番通報のうち2割ほどにあたる約203万件は「パトカーで自宅まで送ってほしい」などの要望や、警察署の対応についての苦情など緊急対応が必要ない内容だったことが分かりました。
また、スマートウォッチの緊急通報機能が誤って作動し、警察官が臨場したケースもあったということです。
警察庁は「緊急対応が必要ない場合は、♯9110番の利用をお願いしたい」と呼びかけています。
また、携帯電話からの通報は全体の8割近くを占め過去最多でした。
通報者に、現場の映像や画像を携帯電話で送ってもらう映像通報の受理件数は、2024年1月から11月の間で6675件にのぼったということです。
通報者から送られた映像をもとに、警察官が似ている人物を発見し逮捕に至ったケースもあるということで、警察庁は「通報時に警察から画像や映像の提供をお願いされた場合は是非協力して頂きたい」としています。
FNNプライムオンライン
2025年1月10日 金曜 午前5:00
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