赤信号で横断を注意し口論の警部補「勝手にしろ」「バカたれ」と発言…男性が侮辱容疑で刑事告訴
読売新聞2025/01/08 09:13
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250107-OYT1T50164/
信号無視を注意したら、所属長注意に――。赤信号なのに横断歩道を渡った歩行者を注意した際に「勝手にしろ」などと不適切な発言をしたとして、滋賀県警が交番に勤務する50歳代の男性警部補を所属長注意としていたことがわかった。
県警監察官室によると、男性警部補は昨年9月下旬、当直勤務中だった午後11時頃、交番近くの交差点で横断歩道を赤信号で渡ろうとしていた男性を注意。しかし、そのまま横断したため、「なぜ渡ったのか」と問いただしたところ、「俺の勝手だろ」と言い返されて口論となり、「もういいわ、勝手にしろ。バカたれ」と言い放った。
数日後、男性が侮辱容疑で刑事告訴。これを受けて、県警は昨年12月18日付で男性警部補を同容疑で書類送検するとともに、所属長注意としたが、地検は同23日付で不起訴とした。男性警部補は「感情的になり、反省している」と話しているという。