読売新聞
2024/12/27 09:09
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241226-OYT1T50176/
奈良県教育委員会は26日、生徒の胸を触ったとして県立高校の講師を懲戒免職とするなど、2件の処分を発表した。いずれも同日付。
発表によると、県立高校の男性講師(20歳代)は11月、教室で放課後に生徒と2人きりで指導を行っていた際、膝の上に座らせた生徒の肩をもんだり脇腹をくすぐったりした後、胸や腹を触った。生徒が保護者や他の教員に相談して発覚。講師は事実を認め、「教員の信用を失墜した」と反省しているという。
また、県立ろう学校では今月、中学部社会科の授業で性描写を含む外国映画を、事前に内容を確認せずに教室で上映したとして、女性教諭(38)を戒告とした。映画を見た生徒は4人で、吐き気や頭痛を訴えた生徒もいたという。教諭は26日付で依願退職した。
それぞれの指導監督責任を問い、両校の校長を文書訓告とした。県教委の東村耕作・教職員課長は「管理職の服務監督を徹底し、綱紀粛正を図る」とした。