安倍元首相銃撃事件で5回目公判前整理手続き 被告出席せず|NHK 関西
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20241022/2000088448.html
10月22日 11時58分
おととし(2022年)7月、奈良市で安倍元総理大臣が銃撃された事件で、殺人などの罪で起訴された山上徹也被告の裁判を前に証拠や争点などを絞り込む5回目の「公判前整理手続き」が行われました。
被告本人は22日は出席しなかったということです。
おととし7月8日、奈良市で安倍元総理大臣が銃撃されて死亡した事件では、山上徹也被告(44)が殺人などの罪で起訴されています。
この事件は裁判員裁判で審理されるとみられ、22日は午前10時すぎから奈良地方裁判所で裁判を前に証拠や争点などを絞り込む5回目の「公判前整理手続き」が行われました。
手続きは30分ほどで終わり、弁護団などによりますと、裁判所と検察、弁護士の三者で証拠の整理や事件の争点などに関するやりとりが行われたということです。
被告本人は22日は出席しませんでした。
事件からおよそ2年3か月がたちますが、弁護団は争点の絞り込みなどに時間がかかっているとして、初公判は来年(2025年)以降になるという見方を示しています。
山上被告は捜査段階の調べに対し、母親が多額の献金をしていた旧統一教会に恨みを募らせた末、事件を起こしたなどと供述していたということで、裁判では被告の境遇などの情状面を踏まえた刑の重さなどが争点になるとみられます