「愛情をたくさんあげる」とのメッセージをSNS(ネット交流サービス)で女子生徒に送ったなどとして、兵庫県教育委員会は24日、阪神地域の県立高校の会計年度任用職員の20代男性を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。他にも、セクハラやパワハラ行為をしたとして教諭ら3人をそれぞれ減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。
県教委によると、体育の授業を担当する男性は7月下旬に写真共有アプリ「インスタグラム」で女子生徒にメッセージを送信したほか、5月ごろに授業外で同じ生徒に「かわいい」「ほれた」などと発言した。8月下旬に生徒が別の教員に相談し、問題が発覚した。男性は「恋愛感情はなかった。生徒とのコミュニケーションで行った」などと説明しているという。
姫路市立学校の40代男性教諭は7月、同僚の20代女性教諭に「交際相手ができるまで付き合ってもよい」などと伝えた上で性的な発言をした。県南部の県立特別支援学校の男性教諭(60)は2〜8月、女性校長(61)に対し「女は仕事ができない」「おばさん黙っといて」などとセクハラ行為や暴言をした。
神戸市内の県立高校事務担当の女性課長補佐(60)は7月、書類で大きな音を立て、同僚の女性職員に生徒の面前で「分からんのやったら最初から聞け、ほんまに」と大声を発し、精神疾患に罹患(りかん)させたという。【宮本翔平】
毎日新聞 2023/10/24 21:04(最終更新 10/24 21:07)
https://mainichi.jp/articles/20231024/k00/00m/040/304000c