0001尺アジ ★
2023/02/09(木) 21:39:20.20ID:iV4G5mdL9◆「異論を可視化」党首公選制を提案したら…
「今回の処分は、党の現状をさらに深刻にさせる」。6日に日本記者クラブで会見した松竹氏は、自らを除名した共産党を憂えた。
処分の引き金になったのは、先月出版された自著「シン・日本共産党宣言」(文春新書)。今年中に共産に党首公選制を導入することを提案し、立候補すると宣言。理由は、今の選出方法や党運営が「党内の異論を可視化するようになっていない」からという。
共産党党首にあたる中央委員会委員長は、2、3年に1度開かれる党の全国大会(党大会)で選ばれる。党大会には、各都道府県委員会から選ばれた代議員約1000人が参加する。代議員たちの投票で、中央委員会(約200人)の委員を選定。その中央委員会から、委員長以下の主要メンバーが決まる。自民や立憲民主のように複数候補が立ち、党員や党国会議員が投票する選挙戦、つまり「公選」の形を取っていない。
松竹氏は自著で、近年の国政選挙で野党共闘が停滞した原因を「安保・自衛隊問題が障害になっている」と指摘。日米安全保障条約を堅持しつつ、米国の核兵器に頼らない「核抑止抜きの専守防衛」を共産の基本政策にするよう唱える。だが、こうした主張は、共産が綱領で「日米安保条約廃棄、憲法第9条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進」とする路線とは大きく異なる。出版後、党内には波紋が一気に広がった。
◆「民主集中制」に背いた?
党機関紙「赤旗」は1月21日、藤田健・編集局次長の論説文を掲載し、松竹氏の言動を批判した。党員なら党のどの機関にも質問や意見できると党規約で定めているにもかかわらず、松竹氏が「外からいきなり攻撃」したと指摘。党規約にある、派閥や分派をつくらないことが原則の「民主集中制」に背くとした。
除名処分を出した党京都南地区委員会と党京都府委員会も、今月6日にコメントを発表。党規約の「党内に派閥・分派はつくらない」、「党の統一と団結に努力し、敵対行為は行わない」、「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」などの規定に反したため除名したという。
党内の猛反発に、松竹氏は6日の会見で「共産党に日本政治を良くする役割を果たせるようになってほしい、との強い思いで出版した」と反論。処分前に受けた党の調査では「本を出して、党員に同調を呼びかけている」として、分派活動と見なされたという。「あぜんとした。出版が分派活動で、処分されるなら憲法の言論、表現の自由は死ぬ。こんなことを進める党だって滅びかねない」
※続きは以下ソースをご確認下さい
2023年2月8日 12時00分
東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/229883