BBC2023年2月1日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64450030
パキスタン北西部ペシャワルの自爆攻撃現場のがれき。警官のベレー帽が残されていた(1月31日)
1月30日の自爆攻撃で死亡した警官の合同葬儀。パキスタンの国旗に包まれた棺(ひつぎ)が並んでいる
TTPはアフガニスタンのタリバンによって強化されたと、複数専門家が指摘している。画像はアフガニスタン南部カンダハルのタリバン戦闘員(2021年8月17日
パキスタン北西部ペシャワルの最も警備が厳しいエリアにあるモスク(イスラム教の礼拝堂)で1月30日に発生した自爆攻撃について、
当局は犯人がどのように攻撃を実行したのか調べを進めている。
今回の自爆攻撃では、死亡が確認された人が増え続けており、31日までに少なくとも100人に上っている。
大半は礼拝中の治安維持部隊員だった。負傷者も50人を超え、重体の人もいる。
パキスタンで近年発生した中で最悪規模の自爆攻撃の1つとなっており、国民に衝撃を与えている。
ペシャワル警察のムハンマド・イジャズ・カーン長官は地元メディアに対し、事件当時、モスク周辺には300~400人の警官がいたと語った。
最前線で武装勢力に対抗するペシャワル警察は、自分たちの士気をくじくために警官が狙われたとみている。
停戦破棄で暴力行為が増加
■停戦破棄で暴力行為が増加
パキスタンでは昨年11月、イスラム強硬派武装組織「パキスタンのタリバン運動」(TTP)が、政府と合意した停戦を破棄。
それ以降、暴力行為が増加し、警官や兵士が頻繁に攻撃されるようになった。
今回のモスクでの自爆攻撃はTTPが実行したとの説が流れたが、TTPはこれを否定。分裂した勢力の司令官に責任があるとした。
一部観測筋は、TTPが犯行を否定したことを疑問視し、注意をそらすための策略の可能性があると指摘している。
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パキスタン北西部ペシャワルの自爆攻撃現場のがれき。警官のベレー帽が残されていた(1月31日)
1月30日の自爆攻撃で死亡した警官の合同葬儀。パキスタンの国旗に包まれた棺(ひつぎ)が並んでいる
TTPはアフガニスタンのタリバンによって強化されたと、複数専門家が指摘している。画像はアフガニスタン南部カンダハルのタリバン戦闘員(2021年8月17日
パキスタン北西部ペシャワルの最も警備が厳しいエリアにあるモスク(イスラム教の礼拝堂)で1月30日に発生した自爆攻撃について、
当局は犯人がどのように攻撃を実行したのか調べを進めている。
今回の自爆攻撃では、死亡が確認された人が増え続けており、31日までに少なくとも100人に上っている。
大半は礼拝中の治安維持部隊員だった。負傷者も50人を超え、重体の人もいる。
パキスタンで近年発生した中で最悪規模の自爆攻撃の1つとなっており、国民に衝撃を与えている。
ペシャワル警察のムハンマド・イジャズ・カーン長官は地元メディアに対し、事件当時、モスク周辺には300~400人の警官がいたと語った。
最前線で武装勢力に対抗するペシャワル警察は、自分たちの士気をくじくために警官が狙われたとみている。
停戦破棄で暴力行為が増加
■停戦破棄で暴力行為が増加
パキスタンでは昨年11月、イスラム強硬派武装組織「パキスタンのタリバン運動」(TTP)が、政府と合意した停戦を破棄。
それ以降、暴力行為が増加し、警官や兵士が頻繁に攻撃されるようになった。
今回のモスクでの自爆攻撃はTTPが実行したとの説が流れたが、TTPはこれを否定。分裂した勢力の司令官に責任があるとした。
一部観測筋は、TTPが犯行を否定したことを疑問視し、注意をそらすための策略の可能性があると指摘している。
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