Newsweek2023年1月28日(土)16時20分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/01/post-100715_1.php
(略)
中国共産党を批判する人が命を奪われた例もある。昨年の3月14日、ニューヨークの弁護士・李進進(リー・ジンジン、66)がクイーンズ区フラッシングの事務所で殺害された。
李は天安門事件で投獄されたこともある活動家だ。中国側の関与を示す証拠はないが、中国政府系メディアの中華網には「祖国の裏切り者、また1人米国で死亡」という見出しが躍った。
現行犯で逮捕された張暁寧(チャン・シアオニン)は、犯行の約半年前に学生ビザで渡米していた。彼女は血まみれの姿で刃物2本を手に、瀕死の李を見下ろしていたという。
(略)
中にいた男性2人は、ここは中国警察の施設ではないと主張した。
「私たちが主に手伝っているのは(在留中国人の)免許証などの更新」であり、「新型コロナウイルスの感染が広がってからは、みんな簡単には帰国できないからだ」と話した。2人とも名前は明かさなかった。
米国長楽協会が入居しているニューヨーク・マンハッタンにあるガラス張りの建物
だが実際には、ここに警察よりも先に裁判所の出先機関が設けられていた。
ニューヨークの中国語メディアを調べてみると、米国長楽協会の盧建順(ルー・チエンシュン)会長は昨年9月の設立24周年パーティーで、
福建省長楽の裁判所の便宜を図るため、2020年に協会内に「長楽華僑紛争調停センター」を立ち上げたと述べていた。
人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの王松蓮(ワン・ソンリエン)は言う。
「中国と深く結び付けば付くほど、操り人形のように、報酬と懲罰の見えない糸で遠隔操作されてしまう。国外の『警察署』は、そんな見えない糸の1つであり、それがある国の政府は気付いていないか黙認している。だから、みんな怖がっている」
関連
【外務省】中国警察、日本に「拠点」開設か 主権侵害の恐れ
http://2chb.net/r/newsplus/1671503089/
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/01/post-100715_1.php
(略)
中国共産党を批判する人が命を奪われた例もある。昨年の3月14日、ニューヨークの弁護士・李進進(リー・ジンジン、66)がクイーンズ区フラッシングの事務所で殺害された。
李は天安門事件で投獄されたこともある活動家だ。中国側の関与を示す証拠はないが、中国政府系メディアの中華網には「祖国の裏切り者、また1人米国で死亡」という見出しが躍った。
現行犯で逮捕された張暁寧(チャン・シアオニン)は、犯行の約半年前に学生ビザで渡米していた。彼女は血まみれの姿で刃物2本を手に、瀕死の李を見下ろしていたという。
(略)
中にいた男性2人は、ここは中国警察の施設ではないと主張した。
「私たちが主に手伝っているのは(在留中国人の)免許証などの更新」であり、「新型コロナウイルスの感染が広がってからは、みんな簡単には帰国できないからだ」と話した。2人とも名前は明かさなかった。
米国長楽協会が入居しているニューヨーク・マンハッタンにあるガラス張りの建物
だが実際には、ここに警察よりも先に裁判所の出先機関が設けられていた。
ニューヨークの中国語メディアを調べてみると、米国長楽協会の盧建順(ルー・チエンシュン)会長は昨年9月の設立24周年パーティーで、
福建省長楽の裁判所の便宜を図るため、2020年に協会内に「長楽華僑紛争調停センター」を立ち上げたと述べていた。
人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの王松蓮(ワン・ソンリエン)は言う。
「中国と深く結び付けば付くほど、操り人形のように、報酬と懲罰の見えない糸で遠隔操作されてしまう。国外の『警察署』は、そんな見えない糸の1つであり、それがある国の政府は気付いていないか黙認している。だから、みんな怖がっている」
関連
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http://2chb.net/r/newsplus/1671503089/