中国政府の公式発表によれば、29日午前0時からの24時間における全国での新型コロナウイルスの新規感染者は5080人で、死者はわずか1人だった。
しかし、SNSに投稿される状況は、政府の公式発表とはかけはなれている。
広東省広州市のあるメディアは、葬儀会社は残業を続けているが、遺族による火葬の求めに対応できていないと報じた。
家族が亡くなって数日が経過したが、電話も通じない状態と説明した人もいるという。
上海市浦東区にあるマンションの由由二村からは、動画付きの住民の会話記録が投稿された。
ある住民の父が肺炎で26日に死亡したが、葬儀会社が遺体を受け入れるのは早くても1月1日以降と言われて、マンション敷地内の空き地で「遺体を燃やす」ことにした。
そのため、マンションの他の住人に同意を求めた。警察に通報しないことも求めたという。
上海大学元教授の顧国平(グー・グオピン)氏は取材に対して、「全国規模で感染は深刻だ。私と友人はいずれも、親族や友人が感染を確認された後に亡くなった」と述べた。
ただ、遺体を「その場で火葬」するケースは聞いておらず、当局もそれを許容しないと信じているという。
顧氏は、「上海という大都市は人口が密集しているので、そのようなことは許されない。
遺体を焼くとなると、ひどい污染が発生する。このような状況は悲しいだけでなく、無力感を感じる」とも述べた。
時事コメンテーターの方原(ファン・ユエン)氏は、「当局は準備を怠り、感染症による死亡率の急増の評価を誤り、大勢の死者を『死んでも葬ってもらえない』状況に追いやった。
社会は政府の過失のために“ツケ”を払わされることになった。しかし、中国人は結局、ただ黙って悔しさに耐えるだけになると考える。これこそ社会の悲哀だ」と述べた。
https://www.recordchina.co.jp/b906896-s25-c30-d0198.html
写真は西安市内の葬儀場
写真は西安市内の葬儀場
しかし、SNSに投稿される状況は、政府の公式発表とはかけはなれている。
広東省広州市のあるメディアは、葬儀会社は残業を続けているが、遺族による火葬の求めに対応できていないと報じた。
家族が亡くなって数日が経過したが、電話も通じない状態と説明した人もいるという。
上海市浦東区にあるマンションの由由二村からは、動画付きの住民の会話記録が投稿された。
ある住民の父が肺炎で26日に死亡したが、葬儀会社が遺体を受け入れるのは早くても1月1日以降と言われて、マンション敷地内の空き地で「遺体を燃やす」ことにした。
そのため、マンションの他の住人に同意を求めた。警察に通報しないことも求めたという。
上海大学元教授の顧国平(グー・グオピン)氏は取材に対して、「全国規模で感染は深刻だ。私と友人はいずれも、親族や友人が感染を確認された後に亡くなった」と述べた。
ただ、遺体を「その場で火葬」するケースは聞いておらず、当局もそれを許容しないと信じているという。
顧氏は、「上海という大都市は人口が密集しているので、そのようなことは許されない。
遺体を焼くとなると、ひどい污染が発生する。このような状況は悲しいだけでなく、無力感を感じる」とも述べた。
時事コメンテーターの方原(ファン・ユエン)氏は、「当局は準備を怠り、感染症による死亡率の急増の評価を誤り、大勢の死者を『死んでも葬ってもらえない』状況に追いやった。
社会は政府の過失のために“ツケ”を払わされることになった。しかし、中国人は結局、ただ黙って悔しさに耐えるだけになると考える。これこそ社会の悲哀だ」と述べた。
https://www.recordchina.co.jp/b906896-s25-c30-d0198.html
写真は西安市内の葬儀場
写真は西安市内の葬儀場