今年11月、滋賀県草津市にある公園で、「ボール遊び」が突然禁止されました。市は「苦渋の決断」としていますが、地域では波紋が広がっています。
滋賀県草津市の閑静な住宅街にある「西渋川東公園」。大勢の子どもたちが走り回って遊んでいますが、公園の中に市が設置した看板には「一切のボール遊び・球技は中止」と、“ボール遊びをしてはいけない”ことが強調して記載されています。一体何があったのでしょうか。
(公園の児童)
「学童の先生とかに『(ボール遊びは)だめだよ』って言われた」
「悲しかった」
「今は中止(禁止)になったから、学童の畑で(ボール遊びを)やっている」
子どもたちに話を聞くと、これまでは野球やサッカーなど様々なボール遊びをしていたそうですが、11月中旬に市が突然看板を設置。地域の子どもたちは学童や学校の中でしかボール遊びをすることができなくなったといいます。
草津市はなぜ、この公園でのボール遊びを禁止にしたのでしょうか。担当者に話を聞きました。
(草津市公園緑地課 森暁課長)
「公園の外にボールが飛び出て被害が出るということが発生しておりましたことと、ボールが道路に飛び出て、子どもがボールを追いかけて飛び出しているという非常に危ない事態が発生しておりました。今回中止(禁止)ということで苦しい判断をさせていただいた」
市によりますと、2年ほど前から子どもたちのボール遊びに関する苦情や相談が相次ぐようになり、注意喚起の回覧板を回したり、看板を設置したりしましたが状況が改善されなかったことから、やむなく「禁止」という苦渋の決断に至ったということです。
近くに住む人を取材すると…。
「市の方が強制的に中止ということを決定して、状況が一変しました。安全に車の走行ができたり、小さい子どもも(安全に)遊べるようになった」
一方で、保護者からは「ボール遊び再開」を求める声も上がっています。
「子どもたちが気兼ねなく、楽しく遊べるのが一番かなと思います」
「子どもがかわいそうやなと思うけどね、遊べへんからね。(公園の周囲の)網をもっと高くしてもらったら(近くの家に)当たらへんからね。それが一番ありがたいなと思う」
市は今後、近隣の町内会と協議したうえで「ボール遊び再開」も含め新たなルール作りを検討する方針です。
MBSニュース2022/12/26 20:33
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20221226/GE00047531.shtml
※リンク先に動画あり
滋賀県草津市の閑静な住宅街にある「西渋川東公園」。大勢の子どもたちが走り回って遊んでいますが、公園の中に市が設置した看板には「一切のボール遊び・球技は中止」と、“ボール遊びをしてはいけない”ことが強調して記載されています。一体何があったのでしょうか。
(公園の児童)
「学童の先生とかに『(ボール遊びは)だめだよ』って言われた」
「悲しかった」
「今は中止(禁止)になったから、学童の畑で(ボール遊びを)やっている」
子どもたちに話を聞くと、これまでは野球やサッカーなど様々なボール遊びをしていたそうですが、11月中旬に市が突然看板を設置。地域の子どもたちは学童や学校の中でしかボール遊びをすることができなくなったといいます。
草津市はなぜ、この公園でのボール遊びを禁止にしたのでしょうか。担当者に話を聞きました。
(草津市公園緑地課 森暁課長)
「公園の外にボールが飛び出て被害が出るということが発生しておりましたことと、ボールが道路に飛び出て、子どもがボールを追いかけて飛び出しているという非常に危ない事態が発生しておりました。今回中止(禁止)ということで苦しい判断をさせていただいた」
市によりますと、2年ほど前から子どもたちのボール遊びに関する苦情や相談が相次ぐようになり、注意喚起の回覧板を回したり、看板を設置したりしましたが状況が改善されなかったことから、やむなく「禁止」という苦渋の決断に至ったということです。
近くに住む人を取材すると…。
「市の方が強制的に中止ということを決定して、状況が一変しました。安全に車の走行ができたり、小さい子どもも(安全に)遊べるようになった」
一方で、保護者からは「ボール遊び再開」を求める声も上がっています。
「子どもたちが気兼ねなく、楽しく遊べるのが一番かなと思います」
「子どもがかわいそうやなと思うけどね、遊べへんからね。(公園の周囲の)網をもっと高くしてもらったら(近くの家に)当たらへんからね。それが一番ありがたいなと思う」
市は今後、近隣の町内会と協議したうえで「ボール遊び再開」も含め新たなルール作りを検討する方針です。
MBSニュース2022/12/26 20:33
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20221226/GE00047531.shtml
※リンク先に動画あり