東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、贈賄の罪に問われている、大会スポンサーで、紳士服大手「AOKIホールディングス」前会長・青木拡憲被告(84)ら3人の初公判が、午後1時15分から、東京地裁で開かれた。
罪状認否で、青木被告らは起訴内容を認めた。他の2人は、元副会長で青木被告の弟の宝久被告(76)と、子会社の社長だった上田雄久被告(41)。
起訴状などによると、青木被告らは、大会スポンサーの選定などについて、便宜を受ける見返りに、大会組織委員会の元理事・高橋治之被告(78)に対して、合わせて2800万円のワイロを渡した罪に問われている。
青木被告らは、高橋被告が経営する会社とコンサルタント契約を結んでいたが、東京地検特捜部は、そのコンサル料について、ワイロと認定し、贈収賄事件として強制捜査に乗り出した。
高橋被告には、合わせて5100万円が提供されていたが、贈賄罪の公訴時効(3年)より前に渡されたワイロについては、立件が見送られた。
五輪汚職事件で、特捜部は、AOKIなど5ルートを捜査に、これまでに合わせて15人が起訴された。一連の事件で裁判が開かれるのは、今回が初めて。
FNNプライムオンライン
2022年12月22日 木曜 午後1:23
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