JR東海は、新たな需要を掘り起こそうと、東海道新幹線の車両を貸し切りにして思い思いの旅行を
楽しめるサービスの本格的な販売に乗り出しました。
JR東海は、東海道新幹線の「のぞみ」を車両単位で貸し切って旅行ができる新たなサービスの販売を
15日からインターネットなどで始めました。
貸し切った車内では、座席のヘッドカバーを独自のデザインに取り替えたり、設置されたモニターに
持ち込んだ映像を流したりすることができ、車両を思い思いの雰囲気に変えることができます。
また駅のホームで掲げる特製の横断幕を用意することもでき、会社では団体旅行や企業の研修など
さまざまな利用を見込んでいるということです。
JR東海によりますと、11月の東海道新幹線の利用者数は感染拡大前の2018年度の同じ時期の8割程度に
とどまっていて、会社では新たなサービスの提供で需要を掘り起こしたい考えです。
この企画を担当するJR東海の秋山誠さんは「新型コロナの影響で旅行や出張、研修がリモートに変更に
なったり中止になったりしたが、リアルでのニーズも増えている。新たなサービスで移動時間を有意義に
使ってほしい」と話しています。
NHK 2022年12月15日 20時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221215/k10013924491000.html