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「首浮き輪」は入浴用の“便利グッズ”ではありません!消費者庁が注意喚起…親子入浴での留意点を聞いた
https://www.fnn.jp/articles/-/450954
プライムオンライン編集部 2022年11月30日 水曜 午前11:40
“首浮き輪”というグッズをご存知だろうか?
首掛け式の浮き輪のことで、乳幼児が水に親しみ、運動することなどを目的として販売されているものだ。この使い方について、消費者庁がTwitterの公式アカウントで「首浮き輪を入浴中に使用しないで!」とツイートしたところ、話題となっている。そのツイート内容はこうだ。
“〈首浮き輪、浮き輪は入浴中に使用しないで!死亡事故も〉
入浴用の「便利グッズ」ではありません。水に入っているということは溺れる危険と隣合せ。子どもの入浴は保護者の手の届く範囲で目を離さずに行ってください。SNS等のアイデアは試す前に危険がないか確認を。”
消費者庁によると、首浮き輪(首掛け式乳幼児用浮き輪)を「便利グッズ」として一部で誤って利用されている例があるという。その使い方は、入浴時に子どもに装着させて湯船に浮かせ、その間に保護者の洗髪や他の子どもの世話をするというものだ。保護者の目が離れる時間ができてしまうことから、このような使い方をしないでほしいということだ。
実際、首浮き輪使用中の事故は複数発生していて、消費者庁や国民生活センターが平成24(2012)年と平成26(2014)年に注意喚起をしている。しかし、その後も事故は続いており、令和2年(2020年)には死亡事故も発生。
この事故は「浴槽で0歳の子どもに首浮き輪を使用していたところ、意識を失っていることに気付き、病院に救急搬送したが、死亡が確認された」というものだ。
また、首浮き輪だけでなく、他のタイプの浮き輪でも事故は起きている。今年10月には、生後10カ月の赤ちゃんに浮き輪を装着して浴槽に入れ、保護者がトイレのために離れた。戻ると浮き輪が外れていて、子どもの顔が湯に浸かった状態で、溺水のため3日間入院となった。
こうした事故を防ぐために、消費者庁は、子どもから目が離れてしまう状況では、首浮き輪や浮き輪を使わないことが大切で、浮き輪に頼りたくなる状況を意識して作らないように保護者自身の入浴は別にするなど工夫をすべきだと説明している。
また、子育ての手間や時間を減らせるアイデアやアイテムがSNS等で話題になることがあるが、試す前には子どもにとって安全であるか注意深く確認する必要があると呼び掛けている。
(略)
※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。