【ワシントン=蒔田一彦】民主党のバイデン大統領は再選に意欲を示しており、中間選挙が終わったことを踏まえ、次期大統領選への出馬表明のタイミングを探るとみられる。今のところ党内に強力なライバルは浮上していないが、今月20日で80歳となる高齢や低支持率は不安材料だ。
政権1期目の中間選挙では、与党が議会で議席を減らすことが多い。クリントン政権やオバマ政権の1期目の中間選挙では、与党だった民主党が下院多数派の座を失った。2年後の大統領選では、クリントン、オバマ両氏とも再選を果たしている。
米CNNによると、バイデン氏の側近は選挙前、「中間選挙の結果はバイデン氏の再出馬への決断に影響しない」との見方を示していた。今月中にも、再出馬について家族と協議する予定だという。
ただ、バイデン氏の支持率は低迷している。米ギャラップ社の調査によると、バイデン氏の支持率は今年7月に就任後最低の38%となり、10月時点でも40%だ。米紙ニューヨーク・タイムズなどが7月に実施した世論調査では、民主党支持者のうち次期大統領選でバイデン氏が候補となることを望む人は26%にとどまった。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/708e067174cb88b3731dbc9aa15eb1e807719ba8