アメリカのFBI=連邦捜査局が南部フロリダ州にあるトランプ前大統領の自宅を捜索したことについて、司法省は捜査を妨害する目的で機密文書などが隠されていた疑いがあったと指摘するとともに、捜索の際に見つかったものだとして「最高機密」などと記された文書の写真を新たに裁判所に提出しました。
アメリカのFBIは8月、フロリダ州にあるトランプ前大統領の自宅「マー・アー・ラゴ」を捜索し、最高機密を含む、複数の機密文書を押収したとしています。
トランプ氏側は、「捜索は不当だ」などとして押収された文書などの取り扱いを監視する第三者を指名するよう裁判所に申し立てていて、これに対し司法省は30日、新たな書面を裁判所に提出しました。
この中で司法省は、捜索に至った経緯について、ことし6月の時点で、トランプ氏側が機密文書などをすべて引き渡したとしていたものの、その後、一部が自宅に残されている疑いが強まったためだとしたうえで、「捜査当局は、公文書が隠されて保管部屋の外に持ち出されたことやそれが捜査を妨害する目的で行われたことを示す証拠を得た」として、捜索令状の請求に踏み切ったと説明しています。
また、司法省は捜索の際に見つかったものだとして、カーペットの上に「最高機密」などと記された文書が複数置かれている写真も提出しました。
アメリカのメディアは、こうした写真が公開されるのは異例だとして大きく取り上げています。
NHK NEWS WEB 2022年8月31日 18時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220831/k10013796701000.html
アメリカのFBIは8月、フロリダ州にあるトランプ前大統領の自宅「マー・アー・ラゴ」を捜索し、最高機密を含む、複数の機密文書を押収したとしています。
トランプ氏側は、「捜索は不当だ」などとして押収された文書などの取り扱いを監視する第三者を指名するよう裁判所に申し立てていて、これに対し司法省は30日、新たな書面を裁判所に提出しました。
この中で司法省は、捜索に至った経緯について、ことし6月の時点で、トランプ氏側が機密文書などをすべて引き渡したとしていたものの、その後、一部が自宅に残されている疑いが強まったためだとしたうえで、「捜査当局は、公文書が隠されて保管部屋の外に持ち出されたことやそれが捜査を妨害する目的で行われたことを示す証拠を得た」として、捜索令状の請求に踏み切ったと説明しています。
また、司法省は捜索の際に見つかったものだとして、カーペットの上に「最高機密」などと記された文書が複数置かれている写真も提出しました。
アメリカのメディアは、こうした写真が公開されるのは異例だとして大きく取り上げています。
NHK NEWS WEB 2022年8月31日 18時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220831/k10013796701000.html