8月10日の内閣改造で、留任が決まった山際経済再生相。
同日に開いた記者会見では、以前から報道されていた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係について、
関連団体への会費1万円の支出と、教会関連イベントへの参加について認めた。岸田文雄首相には事前に報告していなかったという。
内閣改造によって、旧統一教会との関係を断ち切ったはずの岸田内閣。
留任と同時に “ズブズブ” ぶりが明かされていくことに批判が高まっているのだが――。
「そんなことより、気になることがあるんです。じつは、山際大臣にはウイキペディアを “セルフ編集” した疑惑があるんですよ」
こう語るのはITジャーナリストだ。
「ウィキペディアは、ネット上で誰でも編集作業や加筆作業に参加できる百科事典。記事ごとの編集履歴もきちんと残されています。
そして『山際大志郎』という項目の編集履歴をのぞいてみると、『Yamagiwadaishiro』というアカウントが編集した形跡があるんです」
本誌が確認してみたところ、「Yamagiwadaishiro」なるアカウントは、2020年4月16日に初めて「山際大志郎」の項目を編集するようになった。
それから2021年7月31日まで、合計16回も記事への加筆・修正をおこなっていた。
編集内容も多岐にわたっている。例えば「政策」の欄に、
《劇的な生産性の向上で、国民の所得を増やす。
“保育・教育の無償化“を加速。
地域創生で、活力ある元気な地域を作る。
北朝鮮の脅威から、国民を守る。
国民の幅広い理解を得ての憲法改正》
など、“山際氏らしい” 政策を並べ立てている。
また、山際大臣がテレビに何度も出演したことを強調したいようで、『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)に出演した23回ぶんのテーマをすべて羅列している。
この加筆は、現在ではどちらも削除されている。
山際大臣の “功績” を記すことにやたらと熱心なYamagiwadaishiro氏。当人のアカウントページには、ほかの編集者から問い合わせが来ている。
《Yamagiwadaishiroさんは山際大志郎と関わりのあるような利用者名ですが、ご本人や関係者でなく、
他人や他団体の名前を利用者名に使用しているのであれば厳におやめください》
《ウィキペディアは宣伝の場ではないことをご理解ください》
《あなたの利用者名について、実在する政治家の山際大志郎さんと同じ名前を使用し続けることは無用な混乱を招く虞がある為、変更して頂けませんでしょうか》
しかし、これらの指摘にYamagiwadaishiro氏は、返事をしていない。
「ウィキペディアでは、基本的に記事の当事者が記事を作成したり、編集することは、中立性の観点から推奨されていません。
もし誤りがあったり、修正したい点があれば、自分の身分をきちんと明かしたアカウントをつくったうえで、別の編集者に修正を求めたり、同意を受けたうえで編集することができます。
しかし、Yamagiwadaishiro氏は本人であるとも、そうでないとも明言しないまま、編集を繰り返していました。
しかも、その編集内容は政治家としての宣伝に近い。迷惑ですし、本人であるなら言語道断のおこないです」(前出・ITジャーナリスト)
はたして、Yamagiwadaishiro氏は山際大臣本人なのだろうか。事務所に確認したところ、
「事務所スタッフがウィキペディアの情報を最新のものに更新したいと考え、スタッフ自身の判断で、事務所を代表して議員の名前をアカウント名として編集していました」
と、事務所スタッフが編集したことを認めたうえで、
「議員の名前をアカウントにしたのは、そちらの方が、情報の信憑性が高まるのではないかと考えたからとのことです。今後はこのようなことがないように注意して参ります」
と回答した。
「過去には、書き込んだIPをたどることで、総務省、文科省、宮内庁など、
省庁の官僚たちが自分たちに都合のいいように記事の書き換えをおこなっていたことが発覚したこともありました。
今でもこっそり別名義で自分に有利なように書き換えている政界・政府関係者はいるでしょう。
しかし、山際大臣の場合、自分で編集しないというルールすら知らなかったのでしょうね」(政治部記者)
旧統一教会との関係については、“編集” なしでご説明いただきたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f18cc546a0f37aea51889bd1ab35b0f65c93d86
同日に開いた記者会見では、以前から報道されていた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係について、
関連団体への会費1万円の支出と、教会関連イベントへの参加について認めた。岸田文雄首相には事前に報告していなかったという。
内閣改造によって、旧統一教会との関係を断ち切ったはずの岸田内閣。
留任と同時に “ズブズブ” ぶりが明かされていくことに批判が高まっているのだが――。
「そんなことより、気になることがあるんです。じつは、山際大臣にはウイキペディアを “セルフ編集” した疑惑があるんですよ」
こう語るのはITジャーナリストだ。
「ウィキペディアは、ネット上で誰でも編集作業や加筆作業に参加できる百科事典。記事ごとの編集履歴もきちんと残されています。
そして『山際大志郎』という項目の編集履歴をのぞいてみると、『Yamagiwadaishiro』というアカウントが編集した形跡があるんです」
本誌が確認してみたところ、「Yamagiwadaishiro」なるアカウントは、2020年4月16日に初めて「山際大志郎」の項目を編集するようになった。
それから2021年7月31日まで、合計16回も記事への加筆・修正をおこなっていた。
編集内容も多岐にわたっている。例えば「政策」の欄に、
《劇的な生産性の向上で、国民の所得を増やす。
“保育・教育の無償化“を加速。
地域創生で、活力ある元気な地域を作る。
北朝鮮の脅威から、国民を守る。
国民の幅広い理解を得ての憲法改正》
など、“山際氏らしい” 政策を並べ立てている。
また、山際大臣がテレビに何度も出演したことを強調したいようで、『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)に出演した23回ぶんのテーマをすべて羅列している。
この加筆は、現在ではどちらも削除されている。
山際大臣の “功績” を記すことにやたらと熱心なYamagiwadaishiro氏。当人のアカウントページには、ほかの編集者から問い合わせが来ている。
《Yamagiwadaishiroさんは山際大志郎と関わりのあるような利用者名ですが、ご本人や関係者でなく、
他人や他団体の名前を利用者名に使用しているのであれば厳におやめください》
《ウィキペディアは宣伝の場ではないことをご理解ください》
《あなたの利用者名について、実在する政治家の山際大志郎さんと同じ名前を使用し続けることは無用な混乱を招く虞がある為、変更して頂けませんでしょうか》
しかし、これらの指摘にYamagiwadaishiro氏は、返事をしていない。
「ウィキペディアでは、基本的に記事の当事者が記事を作成したり、編集することは、中立性の観点から推奨されていません。
もし誤りがあったり、修正したい点があれば、自分の身分をきちんと明かしたアカウントをつくったうえで、別の編集者に修正を求めたり、同意を受けたうえで編集することができます。
しかし、Yamagiwadaishiro氏は本人であるとも、そうでないとも明言しないまま、編集を繰り返していました。
しかも、その編集内容は政治家としての宣伝に近い。迷惑ですし、本人であるなら言語道断のおこないです」(前出・ITジャーナリスト)
はたして、Yamagiwadaishiro氏は山際大臣本人なのだろうか。事務所に確認したところ、
「事務所スタッフがウィキペディアの情報を最新のものに更新したいと考え、スタッフ自身の判断で、事務所を代表して議員の名前をアカウント名として編集していました」
と、事務所スタッフが編集したことを認めたうえで、
「議員の名前をアカウントにしたのは、そちらの方が、情報の信憑性が高まるのではないかと考えたからとのことです。今後はこのようなことがないように注意して参ります」
と回答した。
「過去には、書き込んだIPをたどることで、総務省、文科省、宮内庁など、
省庁の官僚たちが自分たちに都合のいいように記事の書き換えをおこなっていたことが発覚したこともありました。
今でもこっそり別名義で自分に有利なように書き換えている政界・政府関係者はいるでしょう。
しかし、山際大臣の場合、自分で編集しないというルールすら知らなかったのでしょうね」(政治部記者)
旧統一教会との関係については、“編集” なしでご説明いただきたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f18cc546a0f37aea51889bd1ab35b0f65c93d86