diamondonline 8/15(月) 6:01
JR西日本がサイコロの出た目で決まる行き先までの割引乗車券を発売する異例のキャンペーンを展開している。なぜこのような取り組みを始めたのか、同社に話を聞いた。(聞き手/鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)
● サイコロきっぷの 割引率は5~8割
「サイコロを振って旅に出よう」。JR西日本がサイコロの出た目で決まる行き先までの割引乗車券を発売する異例のキャンペーンを展開している。
参加するには同社の会員サービスであるJ-WESTネット会員に登録し、MaaSアプリ「WESTER」にIDを登録。4500円を支払ってエントリーする。エントリーが完了したら、アプリ上で500円を支払ってサイコロを振るだけだ。
行き先は次の7駅で、大阪・新大阪・京都から着地までの往復乗車券、在来線特急または新幹線の普通車指定席特急券がセットになっている。
芦原温泉 確率:6分の1 割引率:62.6%(福井で途中下車可)
餘部 確率:6分の1 割引率:58.5%(城崎温泉で途中下車可)
東舞鶴 確率:6分の1 割引率:45.5%(西舞鶴で途中下車可)
白浜 確率:6分の1 割引率56.1%
倉敷 確率:6分の1 割引率:62.6%(岡山で途中下車可)
尾道 確率:36分の5 割引率:71.1%
博多 確率:36分の1 割引率:82.9%
計5000円でいずれかのきっぷが買える。割引率は「レア駅」の博多は8割以上、最も少ない東舞鶴でも5割近いので損をすることはない。ただし払い戻しはできないので注意。
きっぷは購入時に利用日と乗車列車を指定する。利用する際は、駅へ行ってきっぷを受け取るだけだ。エントリーは6人まで同時にできるので、グループでの旅行にも使える。
エントリーは9月30日、きっぷの使用期限は10月31日利用分までだ。またこのきっぷは、大幅な割引率が設定された企画乗車券にありがちな使用制限がなく、夏休み中や秋の3連休でも使用可能だ。
● Z世代をターゲットに ゲーム性を重視
コロナ禍で利用が低迷する中での大盤振る舞いといえるキャンペーン。JR西日本によると7月19日のエントリー開始から8月1日までで、約5万エントリーがあり、約10万人分の購入があったというから、すごい反響だ。このユニークな取り組みはどのように誕生したのか。同社の営業本部営業企画担当の山田真義さんに話を聞いた。
――サイコロきっぷはどのような狙いがあるのでしょうか。
「若年層いわゆるZ世代に向けて、何か当社を売り出すことができないかということで、今年1月からアオタビというウェブサイトを始めました。昨年10月に(JR西日本が乗り放題になる)『どこでもきっぷ』を発売した時に、コロナ禍でも若い人は結構旅行に行ってくれることが分かりました。シニアの方はまだまだ(旅行に行かない)という中で、そうであれば若者向けに利用促進をして行こうということで立ち上げました」
――シニア向けの企画券は多々ありますが、若者向けは珍しいですね。
「アオタビでは西日本の魅力をSNSのインフルエンサーの方に発信してもらっていましたが、ようやくウィズコロナの時代になりつつありますので、安く楽しくドキドキするような体験をしてほしいという思いを持って企画しました」
――サイコロという形をとったのはなぜですか。
「Z世代には、決めるのは難しいけど、決められたら行こうかなといった価値観があるので、マーケティング的にゲーム性が重要になります。ゲーム性はサイコロ以外にもくじ引きとかダーツとかカプセルトイとかいろいろな案がありましたが、一番シンプルで、分かりやすいことから決めました」
※続きはリンク先で
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/6e178fcd4a66b2f2213caa71e298b1eb288ecd01&preview=auto
JR西日本がサイコロの出た目で決まる行き先までの割引乗車券を発売する異例のキャンペーンを展開している。なぜこのような取り組みを始めたのか、同社に話を聞いた。(聞き手/鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)
● サイコロきっぷの 割引率は5~8割
「サイコロを振って旅に出よう」。JR西日本がサイコロの出た目で決まる行き先までの割引乗車券を発売する異例のキャンペーンを展開している。
参加するには同社の会員サービスであるJ-WESTネット会員に登録し、MaaSアプリ「WESTER」にIDを登録。4500円を支払ってエントリーする。エントリーが完了したら、アプリ上で500円を支払ってサイコロを振るだけだ。
行き先は次の7駅で、大阪・新大阪・京都から着地までの往復乗車券、在来線特急または新幹線の普通車指定席特急券がセットになっている。
芦原温泉 確率:6分の1 割引率:62.6%(福井で途中下車可)
餘部 確率:6分の1 割引率:58.5%(城崎温泉で途中下車可)
東舞鶴 確率:6分の1 割引率:45.5%(西舞鶴で途中下車可)
白浜 確率:6分の1 割引率56.1%
倉敷 確率:6分の1 割引率:62.6%(岡山で途中下車可)
尾道 確率:36分の5 割引率:71.1%
博多 確率:36分の1 割引率:82.9%
計5000円でいずれかのきっぷが買える。割引率は「レア駅」の博多は8割以上、最も少ない東舞鶴でも5割近いので損をすることはない。ただし払い戻しはできないので注意。
きっぷは購入時に利用日と乗車列車を指定する。利用する際は、駅へ行ってきっぷを受け取るだけだ。エントリーは6人まで同時にできるので、グループでの旅行にも使える。
エントリーは9月30日、きっぷの使用期限は10月31日利用分までだ。またこのきっぷは、大幅な割引率が設定された企画乗車券にありがちな使用制限がなく、夏休み中や秋の3連休でも使用可能だ。
● Z世代をターゲットに ゲーム性を重視
コロナ禍で利用が低迷する中での大盤振る舞いといえるキャンペーン。JR西日本によると7月19日のエントリー開始から8月1日までで、約5万エントリーがあり、約10万人分の購入があったというから、すごい反響だ。このユニークな取り組みはどのように誕生したのか。同社の営業本部営業企画担当の山田真義さんに話を聞いた。
――サイコロきっぷはどのような狙いがあるのでしょうか。
「若年層いわゆるZ世代に向けて、何か当社を売り出すことができないかということで、今年1月からアオタビというウェブサイトを始めました。昨年10月に(JR西日本が乗り放題になる)『どこでもきっぷ』を発売した時に、コロナ禍でも若い人は結構旅行に行ってくれることが分かりました。シニアの方はまだまだ(旅行に行かない)という中で、そうであれば若者向けに利用促進をして行こうということで立ち上げました」
――シニア向けの企画券は多々ありますが、若者向けは珍しいですね。
「アオタビでは西日本の魅力をSNSのインフルエンサーの方に発信してもらっていましたが、ようやくウィズコロナの時代になりつつありますので、安く楽しくドキドキするような体験をしてほしいという思いを持って企画しました」
――サイコロという形をとったのはなぜですか。
「Z世代には、決めるのは難しいけど、決められたら行こうかなといった価値観があるので、マーケティング的にゲーム性が重要になります。ゲーム性はサイコロ以外にもくじ引きとかダーツとかカプセルトイとかいろいろな案がありましたが、一番シンプルで、分かりやすいことから決めました」
※続きはリンク先で
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/6e178fcd4a66b2f2213caa71e298b1eb288ecd01&preview=auto