【久米島】沖縄県の久米島町真謝の海岸で地元の漁業者がアオウミガメを殺傷した件を受け、久米島漁協の田端裕二組合長は16日、殺傷は「個人の判断」とした上で「日常的にあるものではない」と語った。「カメ対策はずっと課題だ。殺すことはしたくない」と、保護と漁のはざまで揺れる胸の内を明かした。「カメを生きて返すためにも、破れた網を町に補償してもらうなどの方法を考えたい」として、週明けに久米島町に要請する意向も示した。
田端組合長によると、網が破られる被害だけでなく、カメがアマモなどの海草を食べることで「海が砂漠」になっているという。その影響で砂が動き、サンゴに覆いかぶさったり、砂が堆積した浅瀬で漁船が航行できなかったりするなどの被害が出ている。
これまでに県へ相談していることも踏まえ「対策はずっと考えているが、なかなか良い案がない」とため息をつく。
ある地元の漁業関係者は「カメは増え過ぎて獣害になっている」と指摘。保護意識の高まりによる、食用としての採捕の減少や、各地での保護活動などを受け「こっち(漁業者)にしわ寄せがきている。久米島だけでなく、他の漁協も困っている」と力なく語った。
田端組合長も「食用としての販路の検討や漁具の補償を町にお願いしたい」として、解決策を模索している。
琉球新報
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec795330899e434936c666979c763c19eeb5765d
田端組合長によると、網が破られる被害だけでなく、カメがアマモなどの海草を食べることで「海が砂漠」になっているという。その影響で砂が動き、サンゴに覆いかぶさったり、砂が堆積した浅瀬で漁船が航行できなかったりするなどの被害が出ている。
これまでに県へ相談していることも踏まえ「対策はずっと考えているが、なかなか良い案がない」とため息をつく。
ある地元の漁業関係者は「カメは増え過ぎて獣害になっている」と指摘。保護意識の高まりによる、食用としての採捕の減少や、各地での保護活動などを受け「こっち(漁業者)にしわ寄せがきている。久米島だけでなく、他の漁協も困っている」と力なく語った。
田端組合長も「食用としての販路の検討や漁具の補償を町にお願いしたい」として、解決策を模索している。
琉球新報
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec795330899e434936c666979c763c19eeb5765d